ブログ
- 「命の大切さ」
おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。
この1週間は、強い寒気に襲われました。
今朝もうっすら雪が車の屋根を覆っていました。
大寒を過ぎても寒さが和らぐ気配はなく
むしろ2月に向かってこれからが冬本番という気さえしますが、
みなさん、どんな1週間を送られましたか。
僕はマンガを読まないので詳しく知りませんが、
このところ「ルフィ」なる者の名が世間を震撼させています。
昨年10月以降、8都県で次々起こる強盗事件の首謀者が
この「ルフィ」という名をかたる男のようです。
しかもこの男は、現在、フィリピンの入国管理施設に収容されている
と報道されています。
東京狛江市で起こった事件は、残虐的です。
90歳の女性が手を縛られている状態で発見され、
複数の骨折も確認されたそうです。
90年間生きてきて、こうした犯罪に巻き込まれ命を落とす。
強い憤りを覚えます。
事件は、ＳＮＳを通じた闇バイトで集められたメンバーが
「ルフィ」らの指示により実行に及ぶ手口です。
日本も恐ろしい国になりました。
善悪の判断がつかない者が多すぎます。
今月中旬、福岡市博多区で会社帰りの女性が刺殺された事件では
元交際相手が逮捕されました。
この事件に限らず恐怖を感じるのは、いつでも刃物を所持しているということです。
普通では考えられないことです。
計画的な犯罪だけではなく、面識のない人がたまたまその犯罪者と遭遇し
刺殺された事件も増えています。
米国のように銃を持たないだけましかと思いますが、
銃も刃物も変わりません。
人の命を奪うものになり得るという点では。
命の大切さが問われているように思います。
6434人が亡くなり、3人が行方不明となった阪神・淡路大震災から
今月17日で28年になりました。
僕らからするともう28年たつのですが、
遺族からすると「まだ、28年前の出来事」なのです。
ことし、神戸市が主催した「追悼のつどい」で
当時大学2年生で20歳だった娘さんを亡くしたお父様が
追悼の言葉を話されており、その最初のフレーズが
「まだ、28年前の出来事です」。
全文をネットで見ましたが、読むと涙が溢れます。
どんな人も、生まれたときは両親を始め家族から喜んで迎えられます。
純粋無垢で、ただ生まれてきたことに周りの人が大喜びします。
そうやって迎えられた人が、どうして
罪を犯すような人生を歩むことになるのでしょうか。
どこで道を違えてしまうのでしょうか。
生まれてくる子供たちに明るい未来があり、希望を抱ける
そんな社会をつくることはできるのでしょうか。
90年も生きてきて、どうして最後にこのような死を迎えなくても
ならないのか。
心がとても寂しくなります。
僕らは事業を通じて、良い社会をつくりたい、人が尊重され自分らしく輝く社会に
したいと思っています。
非常に困難なことですが、だからといってその旗を降ろすことはできません。
前に進むしかありません。
経営でも最近、「ウェルビーイング」という言葉が注目されています。
身体的、精神的、社会的に良好ですべてが満たされた状態、という意味です。
ビジネスは、誰かの犠牲の上に成り立つものではなく、
人の幸福のもとに成り立つものである、と自分なりに認識しています。
人は誰もが幸せになりたいと願っています。
それを経営で実践していこうという機運が高まっていることはよいことです。
ここの光を感じます。
仲間を増やしていくことですね。
本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございます。
うっすら積もった雪も溶けてきました。今日はいい天気になりそうです。
良い週末を。