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「自己認識力の大切さ」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


今週は広島でも雪が降るなど、寒い日が続きましたが、
今日はいい天気です。
気持ちのいい朝を迎えました。
春の感じが少しずつ出てきて、気持ちが明るくなりますね。


さて、17日から新型コロナウィルスワクチンの接種が
まずは医療従事者から始まりました。
海外でもすでに始まっているところがあり、
いまのところ大きな副作用や安全を害する報告はありません。


なにせ、こうした集団接種ははじめて経験することで
現場は混乱しているでしょう。
準備を入念に重ねて、本番に備えている関係者の皆様には
感謝します。
世界がパンデミックに陥り、すでに1億人以上が感染し、
死者数は240万人を超えています。
人類にとっての新たな脅威の前に、なすすべもない状態が続いていましたが、
このワクチンは、希望の光です。


毎日、世界各国の感染者数を見ていますが、
このところアメリカは劇的に減少しています。
毎日20万人を超える感染者が確認されていましたが、
もう10万人を切り始めています。
トランプからバイデンに国のトップが替わり、コロナ対策も大きく転換したことが
功を奏しているのかは分かりませんが、
安心する材料が増えてきました。


日本も感染者数は減少傾向にあります。
広島は、1日の感染者が10人を切る日も出てきて
少し一服感があります。
ただ、この1年経験してきたように、この波が再浮上することも
十分考えられるので、用心は継続したままでしょうが、
気持ちとしては少し和らいでいます。


さて、今週、30年越しの快挙がありました。
日経平均株価が30年ぶりに3万円に超え、
バブル崩壊後の最高値を更新しました。
株式投資をしている人は、日本では少ないので
それで景気が回復していると感じることはありませんが、
ようやく明るい株式市場が見えてきました。


ただ、実体経済とは大きな乖離があり、
これも「バブルでは」という見方も少なくありません。
この1年は、新型コロナウィルスの影響により
企業業績は一部を除いては厳しい状況が続いています。
国内総生産(GDP)は、感染前の水準には戻っておらず
良い材料は多くないのですが、不思議な株価の動きです。


少し専門的にいえば、
日本の経済の株価は、日銀と僕たちの年金を管理運用しているGPIFが
買い支えしています
特に日銀は、昨年、上場投資信託(ETF)の買い入れ額を増やし
保有残高は45兆円を超えています。
いまや、国内最大の投資家となっているのが、日本銀行です。
ここまでくると、出口が見つかりません。
日銀が売りを増やすと株価も下落するというリスクがさらに膨張しています。
つまり、現在の日本の株価は実力値ではないということです。


人も同様です。
いまの自分の姿が、真の実力によるものなのか、それとも誰かの何かの力による
見せかけのものなのか、冷静に認識することが大切です。
現在地を正確に認識することなくして、成長はありませんからね。
自己認識。大切です。


日銀の買い支えは、当分続くでしょう。
続けざるを得ないでしょう。
企業業績の回復、賃金の上昇、消費の活性化、そしてさらなる企業業績の改善。
この循環が生まれると自立した形になるのですが、
もう少し先でしょうか。


本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
あたたかい週末になりそうです。良い週末をお過ごしください。