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「池江璃花子さん、復活」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


すっかり桜は散ってしまいました。
広島地方は3月から先週まで、週末はずっと雨の天気で
桜をゆっくり見ることができませんでした。
折しも、コロナ禍ということもありますが、
それでも桜を愛でる余裕を心に持っていたいですからね。


先週の土曜日に少しだけ桜を愉しみに家族で出かけました。
といっても、ショッピングセンター横にある小さな公園ですが。
次の日が雨の予報で、その日もすでに曇っていましたが
写真に納めることもでき、満足しました。


そして、これからはゴールデンウィークに向けて楽しみが膨らんでくるのですが、
コロナは第4波がすでに襲ってきている地域もあり
昨年に続き、複雑な心境ですね。


こんな状況ですが、この人の心には大きな花が咲いているでしょう。
奇跡の復活といってもいいのではないでしょうか。
水泳の池江璃花子さんです。
2年前に白血病を患い、闘病後、退院したのが2019年末。
そこから練習を再開し競技に復帰したのは去年の夏。
本人は、東京五輪はあきらめ2024年のパリ五輪を目標にしていました。
そして、先週から始まった日本選手権で、見事に復活優勝を果たし
しかも、五輪派遣標準記録をクリアし、五輪代表内定まで獲得。
涙の優勝会見に、多くの人が感動したと思います。


病気前、彼女の競技人生は、絶好調でした。
病気を患う前年に行われたアジア大会では6冠を達成し、大会MVPにも
輝きました。まさに「順風満帆」。
東京五輪でのメダル獲得の期待は日に日に増し、本人も目指していたと思います。
そんな矢先の出来事に、彼女が大きなショックを受けたのは容易に想像できます。
ファンも動揺したでしょうし、僕も驚きました。当時、まだ18歳です。
その時に、こんな輝く舞台に戻ってくることは、想像できませんでした。
まして、こんなに早く。
むしろ、不安の方が圧倒的に大きく、正直、競技の第一線に戻るのは
難しいとさえ思いました。


この2年間は、彼女にとっていかに苦しい時期だっただろうと考えると
そこから復活した池江璃花子さんの心の強さを感じます。
彼女のインタビューを聞いていても、まったく後ろを振り返ることがありません。
いつも「前」を見ています。
これだけの苦しみに中にいて、それができるのはすごいです。
いろんな経験を積み重ねて、心に免疫がつき、対応できる力が備わる
大人なら理解できますが、
まだ若干20歳です。


100mのバタフライに続いて、100m自由形でも優勝。
バタフライでの優勝時は涙の歓喜でしたが、
自由形ではもう顔つきが全く違っていて、強さを感じました。
池江璃花子さんは、完全にアスリートの戻りましたね。


「努力は必ず報われる」
彼女が、バラフライで優勝したときのインタビューで発言した言葉です。
彼女の生き様が、多くの人に勇気を与えたと思います。
もちろん、勝負の世界で勝利を得るのはわずかですが、
勝つことがすべてではなく
自分の中で満足感を得ることが、報われることなのだと理解しています。
努力をするのは簡単ではありません。
まして、努力を続けることは。
それができる彼女だから、こうした言葉が出てくるのですね。


五輪の舞台で彼女が輝くことを期待しています。


本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
天気は良いですが、朝晩は少し肌寒いですね。
よい週末をお過ごしください。