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「平成の怪物・松坂大輔投手引退」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


2週間もブログを休み、3週間ぶりですが、
3週間の短い間でも、世間は随分と変化するものです。
東京五輪開幕まであと2週間を切りました。
海外からは続々と選手が入国していますが、
多くの競技が開催される東京では来週からまた緊急事態宣言が発令される見込みです。
結局、首都圏1都3県の競技会場は無観客となりました。
五輪開幕まであと2週間というこの時期に、こうした重大な判断を下すとは
あまりにも遅すぎ、相変わらずの後手後手対応です。
チケットを持っている人は、首都圏だけの人ではなく
移動と宿泊の手配もしている人は多いので、混乱はさらに増します。


現代人が経験したことのない未曾有の感染症で
世界的混乱の中であることを差し引いても
いや、だからこそ、危機管理を徹底して早い決断が必要であったと思います。
それが、国民の安全・安心の行動へとつながるはずです。
この1年半、毎回政府の突然の政策変更で国民は振り回されるばかりです。
新型コロナウィルスが感染拡大して1年半あまり、政府の対応も
ずっとこの決断が遅きに失した印象です。
23日に開幕してパラリンピックが閉幕する9月5日まで
まだまだいろんな事態が起こることが予想されます。
その時に、適切な判断を迅速に下せるのかは、きわめて不安です。


さて、今日はスポーツの話題をもう一つ。
「平成の怪物」と言われた、プロ野球の松坂大輔投手が引退を発表しました。
高校時代から注目を浴び、プロに入っても数々の記録を残し、
メジャーではワールドシリーズを制し世界一にも輝くなど
20年以上にわたり第一線で活躍してきました
アメリカから日本球界に復帰してからは怪我に悩まされ
出場する機会もさほどありませんでしたが、
「松坂世代」の大将として十分な実績を残しました。


いまでこそ、「田中世代」とか「大谷世代」と使われますが、
この「〇〇世代」と最初に呼ばれたのも「松坂世代」で、
松坂大輔投手と同じ年に生まれた選手がプロ野球で多く活躍したからでもあります。


僕の記憶では、夏の甲子園での準々決勝、準決勝の激闘と
決勝でのノーヒットノーランを達成し優勝。
プロ初登板で、自己最速155キロを出して相手チームの主力選手を三振に。
そして、イチロー選手との初対戦では3打席連続三振。
このあたりは今でも鮮明に記憶に残っています。
それから、メジャーでの活躍。
ワールド・ベースボール・クラシックでは2連覇に貢献し、2大会連続で
大会MVPになりました。


そんな怪物でもやはり終わりは来ました。
奇しくも入れ替わるように、いま、アメリカでは大谷翔平選手が大活躍。
日本人打者としての本塁打記録を早くも前半で塗り替え、
これからオールスター戦、そして後半戦でどんな記録を残すか注目されます。


人の体力にはピークがあり、そのピークを過ぎると下降するのは
だれもが経験することです。
ましてやプロの世界なので、体力、技術の限界が必然的に引退へとつながります。
でも、また新しいヒーローはいつの時代でも誕生します。
「怪物」江川卓、「平成の怪物」松坂大輔、そしてこの人に「怪物」という
枕詞は使われませんが、大谷翔平。
そして、いつか、大谷翔平に代わるニューヒーローは必ず出てきます。


陸上男子100メートルの世界記録は、前回東京五輪時の10秒06でした。
いまの世界記録は、ウサイン・ボルトの9秒58。
男子マラソンは、同じく前回東京五輪で2時間12分11秒の世界記録が出ました。
そして、現在は2018年にケニアの選手が出した2時間1分39秒。
人類の進歩はやっぱりすごいです。
超えられるのです。
超える努力をすれば。
これが人類の持つ底知れぬ力でしょう。


本来であれば、東京五輪は、こんなワクワク感をもって観戦したかったところですが、
いまの状況を考えると複雑です。
当然、お祭りムードとはいきません。
でも、やっぱりスポーツには人を元気にするパワーがあります。
どんな形で開幕し、どんな形で競技が行われ、どんなパフォーマンスが発揮され
どんな形で歓喜するのか、まだ想像がつきませんが
2週間後には開幕しています。
選手は、五輪に向けて人生を賭けた努力をしてきています。
そこは、純粋に拍手を送れる余裕をみんなが持てたらいいですね。


本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
各地で大雨が続いています。
今朝も九州では警戒レベル5にあたる大雨特別警報が出されています。
みなさん、情報を確認され、十分な警戒をしてください。