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「第二の人生」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


12月も半ばに差し掛かります。
クリスマスソングを耳にするようになり、スーパーやデパートでは
クリスマスケーキのほかにお節料理や来年の干支の寅の置物も売られています。
年末に近づいていることを少しずつ感じます。


国内では新型コロナの変異ウィルスのオミクロン株の感染者が確認される
ようになりました。
国内の感染者数は10月以降、非常に落ち着いており
今年こそは年末に帰省できると期待していますが、
まだまだ安心できません。


さて、プロ野球界はビッグボスこと新庄新監督が話題の中心にいて
早くも来年に向けてワクワク感が増しています。
先日、その新庄監督も昨年挑戦したトライアウトが行われました。
今年、所属していた球団から戦略外通告を受け
それでも現役を続けたい選手が集まって、球団関係者の前で
自分のプレーをアピールする場です。
打者で1人4~6打席、投手は1人につき3人の打者と対戦します。
このわずかなチャンスに自分の野球人生を賭けます。
これですべてが決まると考えると、痺れます。


今年、戦力外となった選手は185人。
そのうち、33人がこのトライアウトに参加しました。
なかには、ドラフト1位だった選手、3年前最多勝をとった投手などがいました。
こう考えると、はやりプロの世界は厳しいですね。
結果がすべてで、過去の実績は関係ないわけですから。
このトライアウトの結果で、どこの球団からも声がかからなかった場合は、
引退となります。
毎年、年末に戦力外となりトライアウトを受ける選手の模様が
テレビ番組で放送されますが、みんな若い選手です。
20代、30代と一般企業だと成長盛りのころです。
20代は経験を積ませてじっくり育て、20代後半から30代は
一線で活躍する世代です。


しかし、プロ野球の世界では、もう自分の目指した夢が途絶えるのです。
育成期間なんて3年ぐらいでしょうか。
その3年で結果が出なければ、即クビとなります。
野球しかしてこなかった人ばかりなので、野球を辞めたら次どうするかは
非常に難しいところです。
例えば、アメリカのメジャーリーガーは引退後5年以内に8割が自己破産する
そうです。
八村選手が活躍するNBAの選手は6割が5年以内に自己破産します。
この数字の高さにびっくりします。
第二の人生がいかに難しいかを表しています。


そんな中、今季限りで日本ハムファイターズを引退した斎藤佑樹氏が
自身の会社を設立しました。
早稲田高校時代は、ハンカチ王子として全国制覇をし、進学した早稲田大学でも
活躍し、鳴り物入りでプロ野球選手となりました。
しかし、なかなかプロでは結果を残すことができず、プロ生活11年でわずか
15勝しかできませんでした。
ただこの成績でプロ野球選手を11年も続けてこられたのは、
話題性もあり一部では齋藤びいきと言われましたが、
それだけ期待されてきたことも事実でしょう。
本人も相当苦しかったと思います。
周りの期待を感じるからこそ、それに応えないとと自分を追い込み、結果が出ないことに
悔しさを何度も味わっただろうと想像します。


さきほど、「株式会社斎藤佑樹」のホームページを見ましたが、
まだ何をする会社なのかは発表されていません。
ただ、斎藤氏の言葉に、
「まっすぐ、まっすぐ、想いを投じていきたい」
と最後にあります。
この言葉にこれまでの思いが詰まっているように感じました。
本人も言っていますが、会社経営は簡単ではありません。
それはプロ野球の世界と同様です。
経営者は人生を賭けて真剣に、誠実に社会と向き合っています。
齋藤氏が築いてきたものをぜひ形にして第二の人生でも輝くことを
期待したいと思います。


2021年も残り20日です。
世間が忙しくなってきますので、お出かけの際は気を付けてください。
本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。