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- 「重要なのは、改革実行力」
おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。
今朝の広島は雨です。
昨日までの予報とは違っていたと思うのですが、
朝起きると、パラパラしていました。
強い雨ではなく午後からは上がるようですが、
でも、そういう季節ですね。
気温もどんどん上昇してきていますし、
エアコンの使い方、体のバランスのとり方が大切になります。
さて、気温の上昇程ではありませんが、岸田内閣の支持率も堅調です。
際立った成果があるわけではありませんが、
少しずつ徐々に支持率が上がってきています。
これまでの総理と比べると、傲慢さも感じませんし、無関心さも感じません。
そういうところが比較論的に評価されているのでしょうか。
個人的には不快感はありませんが、でも期待感もありません。
先日、岸田内閣としては初めて「経済財政運営と改革の基本方針」、通称
「骨太の方針」が公表されました。
この内容に対して評価する声もありますが、
個人的にはこれまでの内閣が示してきたことと何も変わっていないように思います。
岸田総理が掲げる「新しい資本主義」、これがいまだに何を示しているのか
分かりません。
これまでの総理の発言、今回の骨太方針も読みましたが、
やっぱりわかりません。
「少子化・人口減少対策」「エネルギー供給と脱炭素」「デジタル改革」
「社会保障と財政改革」。
いま、日本が抱える喫緊の課題です。
でも、この問題はずっと前から課題として認識されているものです。
今回も過去の政策が総花的に並んでいるだけで、
ということは、これまでまったく解決されず、先送りされ
実行が伴っていなかったことを証明しています。
過去の総理もそうでしたが、
立派な掛け声や、耳障りの言いフレーズを連呼するばかりで
前に進んでいる感じはありません。
規制改革においては、これまでの内閣でも規制改革委員なるものが、名前を変え、看板を変えながら構成され、メンバーの方が真剣に検討し具申してきましたが、
いつもそこまでで実行されません。
「いかなる岩盤規制も僕のドリルの前では無傷ではいられない」と
発言した総理もいました。
しかもダボス会議という国際会議の基調講演で堂々と演説をされました。
でも、この総理、結局、岩盤規制を打ち砕くどころか
ドリルさえ手にしませんでした。
むしろ、私心のために前例をないことばかりやり、しかもすべて解釈論でしたが、
あげくには公的行事を私的行事にまで転換するという荒業を披露。
いまだに、その綻びは次から次に発覚し、修復できないままです。
今回の参院選が終わると岸田総理は「黄金の3年間」といわれる時間を
手にするそうです。さぞ、すごい時間なのでしょう。黄金ですから。
総理としてまだ何もしていない岸田さんですが、聞く力や丁寧な発言はすでに
国民の支持を受けています。人柄が非常に映し出されています。
ここが過去の総理と比較して最大の違いで、支持率に表れています。
しかし、そろそろ強さを、国民を安心させ、期待感を抱かせるような
舵取りを見せてほしいですね。
そういう意味では線の細さは否めません。
骨太というよりは骨細にみえる今回の方針ですが、
テーマはもうみんなが分かっているので、あとは改革実行力が
新しい未来を形成していくのではないでしょうか。
ぜひ、文字通り、「黄金の3年間」にしてほしいですね。
本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
良い週末を!