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「北別府さんの教え子たちが大金星」

おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


コロナの第7波が、これまで以上にすさまじい勢いで拡大しています。
コロナ3年目に入っても、一向に収まる気配がありません。
次から次に新型が生まれ、感染の波に気持ちも翻弄されているように思います。


今年の梅雨は観測史上もっともはやく明けました。
梅雨明け以降、天気が崩れる日が多く不安定な日が続きましたが、
この週末あたりから本格的な夏の到来です。
その時期に合わせたように、コロナ感染が爆発的に広がってきました。
政府は、行動制限はしない方針ですが、
自主的に控える動きが今後出てきそうです。
まだまだ落ち着かない日が続きそうです。


さて、夏といえば、高校野球です。
甲子園出場を目指して全国で予選が始まっています。
広島では、春の選抜に出場しこの夏も優勝候補だった広陵高校が3回戦で敗れるという
大波乱がありました。
金星が挙げたのは、高校野球では全国的に全くの無名の英数学館という高校です。


英数学館は、小・中・高の一貫校で、国際バカロレア認定校として
個性を伸ばす独特の教育方針を持つ学校です。
野球部としての実績はさほどなく、これまでの最高成績は3回戦進出でした。
高校野球では無名の高校が、全国区で今大会の優勝候補の伝統校である
広陵に勝利したニュースは、地元でも拡散しています。


広島で話題になっているのは、広陵高校が負けたからだけでなく
もう一つ理由があります。
そのもう一つの理由をみなさんにシェアしたいと思います。


実は、カープOBで元投手の北別府学さんがコーチを務めているチームだからです。
北別府さんはプロ通算213勝を挙げ、最多勝や最優秀防御率、沢村賞も2度受賞する
などレジェンドで、広島でもファンがたくさんいます。
その北別府さんが、白血病を公表したのが2020年1月です。
骨髄移植を受け、その後も、今年6月に敗血症を患うなどしていますが、
復帰に向けて必死に病と闘っています。


北別府さんが、英数学館のコーチに就任したのが2018年です。
英数学館の勝利後に、北別府さんがブログにそのうれしさを表現していました。
そして、
「何が起こるか分からない。
その為にも諦めないことを実践して見せてくれた野球部の生徒たちに
お礼が言いたい」
とコメントされていました。
自身に重ね合わせているのだと思います。


今年、プロ野球開幕前の3月下旬に、広島のマツダスタジアムでは
カープレジェンドゲームが開催されました。
OBの選手たちが、1日限りの試合をしたのです。
山元浩二さん、高橋慶彦さん、大野豊さん、前田智徳さん。
カープからFAして他球団に行った金本さんや江藤さんも。
そしてもちろん、黒田博樹さん、新井貴浩さんも。
カープファンにはたまらないレジェンドたちが勢ぞろいして
珍プレー好プレーが披露されました。
僕は家内と観戦に行きました。


選手紹介の時に、北別府さんの現役時の背番号20のユニフォームを掲げて登場したのが
黒田さんでした。
北別府さんは、この試合に最後まで出たいと必死だったそうです。
でも、北別府さんの後輩が、しっかり北別府さんをマツダスタジアムのグランドに
マウンドに立たせてくれていました。
大野豊さんは、北別府さんのユニフォームを着て、投球をしていました。


英数学館の生徒たちも、そしてカープのOB、選手、
それから、広島県民のたくさんの人が
北別府さんの笑顔を楽しみにしています。
北別府さんがまいた種が芽を出しています。
今日は、英数学館は4回戦の試合があります。
北別府さんは、きっとドキドキしながら試合の行方を見守っているでしょう。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
今日も暑くなりそうです。
気を付けてくださいね。