お問い合わせ

まずはお気軽に
お問い合わせください
082-222-3191 AM 9:00~PM 5:00

ブログ

 
「故郷・鹿児島」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


7月も終わりです。
例年ならば、8月は暑さのピークですが、
7月のこの異常的な気温を考えると、8月はどうなるのやらと
戦意喪失状態になります。


あまけに新型コロナウィルスの感染者が爆発的に増加しており、
この1週間の感染者数で日本は現在世界一だそうです。
世界の感染者数を毎日新聞で見てきましたが、アメリカやインドの
20万人、30万人越えの数字を見て、すごいことになっているなぁと思い
遠い国で起こっている出来事のように他人事に捉えていましたが、
いまや日本が他国に突出して高い数字となっています。
航空会社が発表した今年のお盆時期の予約状況は、
国際線も国内線も前年より大きく回復しているようです。
行動制限のない今年のお盆は、帰省を楽しみにしている人も多いでしょう。
ただ、心配はつきません。


僕の故郷・鹿児島では、先日、桜島が噴火し警戒レベルが最高の5になった
との報道がニュース速報で流れました。
桜島のふもとに住む方々には避難指示が出ましたが、
現在は、警戒レベル3まで下がっています。
地元に友人たちに連絡をしたところ、いたって冷静で、いつもと変わらないという
反応でした。
ニュースで見ると、鹿児島県外の人は危険な噴火に見えるでしょうが、
鹿児島では特別なことではなく、ニュースが大袈裟に報道しているというところです。


僕が鹿児島に住んでいた時でも、毎日数回は桜島が爆発し、その度に火山灰への
対応に悪戦苦闘しました。
外に洗濯物を干すことはできず、コンタクトレンズをしている僕には
外に出ると火山灰が目に入るのを必死に防ぎます。
当然、部屋の窓を開けて外出すると、帰ったら床がザラザラになることを
何度も経験しました。
ひどい時は、前が見えないくらいの火山灰が降ることも珍しくありませんでした。


そんな鹿児島ですが、住みやすい良いところなのです。
桜島の灰さえ降らなければ、最高の街です。
食べ物はおいしいものがたくさんあります。
黒豚、鰻、さつま揚げ、きびなごにカツオ。
かるかんというお菓子も上品でおいしいです。
そして、なんといっても温泉がたくさんあります。
霧島や指宿の砂蒸し温泉は全国的にも有名ですが、
穴場は鹿児島市内の銭湯です。すべて温泉です。
しかも安い。僕がいたときは、たしか200円か300円かでした。
(いまはどのくらいの入湯料かわかりませんが)
青春時代を過ごした街なので、思い出もたくさんあり
帰省すると懐かしさがこみ上げます。
故郷は良いものだと感じられるのも
たまにしか帰られないからでしょうが・・・


このコロナ禍で、東京一極集中だった人口移動に異変が起きています。
テレワークの普及で、どこにいても仕事ができる環境ができ
子育てや自分らしい生活を求める人が、地方へ移住しているそうです。
人口の東京一極集中は、以前から改善する項目として政府も検討を重ねてきました。
省庁の機能を地方に移管する、という構想も
中途半端でいつの間にか消えてしまいました。
奇しくも、コロナがその解消に一役買ったという状況です。
そうなると、地方再生がますます重要となります。
地方再生担当大臣のポストまでつくり、形は作った内閣もありましたが、
その後の進捗は聞こえてきません。


持続可能な社会の形成に向けて、地方活性化はひとつのキーワードになることは
間違いありません。
人、街、仕事、たしかこんなテーマだったように記憶しています。
鹿児島での僻地にある僕の実家は、他に漏れず高齢化と過疎化の問題があります。
広島にいながらできることも限られますが、
やっぱり地元を応援する気持ちは、年を重ねるごとに強くなります。
年に数回しか帰省できませんが、その数回を大切な時間にしたいと思います。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
良い週末を!