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「夢はありますか?」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


お盆が過ぎ、8月も後半に差し掛かりました。
昨日は涼しい朝で、空には秋の雲が流れていて、「んっ」と思いましたが、
今日は一転、真夏の朝となりました。
お盆を過ぎると一気に年末に向かうような印象がありますが、
今年ももう残り4か月余りなんです。


ここ3年間は、新型コロナに翻弄されているようで、
現在の第7波は、重症化率は低いと言えども1日の感染者数は
昨日2日連続で過去最多を更新しました。
鹿児島に帰省をしましたが、帰省しても行動は制限せざるを得なく
今回は友人との再会も控えました。
それでも地元に帰ると、いろんな記憶が蘇ってきたり
あるいは街が全く変わってしまい、ここに以前何があったのか
思い出すこともできないことが度々ありました。
鹿児島中央駅に着いてからレンタカーを借りて
ひとりで鹿児島の街をドライブしましたが、
とてもいい時間になりました。


さて、この猛暑の中、甲子園では高校野球が終盤を迎えています。
今日は準決勝が行われ、明後日の月曜日が決勝です。
選手たちの体調を気遣って、日程も以前と比べると随分ゆっくりになっています。
特にここ数年の暑さは異常です。
また、投手の肩の疲労度も考慮されているのでしょう。
高校時代に酷使しすぎて、その後の野球人生が途絶えてしまう選手が
数多くいて、その反省も生かされているのだと思います。


先日、お客様企業の事務員さん(女性)から息子さんのことを聞きました。
息子さんが現在大学生で、高校の教員なることを目標に猛勉強中だそうです。
その息子さん、中学、高校生の頃は、それほど自分から勉強する子では
なかったそうです。
それが、人から言われるのではなく、自ら自分の意思で勉強をしていることに
お母さん(事務員さん)もビックリされていました。
「主体性」です。


どうして、主体的になったのか。
事務員さんの話を聞いていくと、
その息子さんには夢があるそうです。
ずっと野球をしていて、自分が高校生の時、甲子園に出場することを
目標に頑張っていたそうですが、残念ながら叶いませんでした。
でも、甲子園に出るという夢をあきらめきれなかった息子さんは
高校野球部の監督になって甲子園に出るという目標に変えました。
そこから大学受験、そして教員免許取得に向けて
猛勉強をするようになったそうです。


その話を聞いて、改めて夢や目標、成し遂げたものがあることの
重要性を感じました。
人材育成でも、主体性をもった人材に育てたい。
自ら考え、行動する人材がこれからは必要とされる
とはよく耳にしますが、では、どうやって主体性を習得するかは非常に難しいことです。
「主体性を持て」といって、持てるものではありません。
モノを買うように、お金を払えば手に入るものでもありません。
その人の内から生じる、沸き起こるものなので
他人がそれを無理やり持たせることは不可能です。


しかし、だからこそ、自分の内面から湧き上がるものは
外部の影響を受けないので非常に強いのも事実です。
この思いが強ければ強いほど、他人の影響を受けることなく
自分の軸を持ち続けることができ、結果として、
あの人は芯の強い人だ、
ブレない強さがある、
というような他人評を受けます。


仕事の技術やスキルを向上させることも重要ですが、
数値では測りにくい内面的なスキル、非認知能力を育てることも人材育成において
重要性が増しています。
子育てにおいても最近は非常に注目されていて
一般的には幼児期から学童期にかけての取り組みが重要だと言われています。


あなたは夢がありますか?
成し遂げたいことがありますか?
それは、あなたが本当に実現したいことですか?


よく耳にするフレーズですが、
事務員さんの話を聞き、とても新鮮な印象を抱きました。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
良い週末を。