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「誰のためなのかが重要です」


みなさん、おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


3連休、いかがお過ごしでしょうか?
10月は週末のたびに天気が崩れる日が多かったですが、
ここ数日はさわやかな秋晴れが続いていますね。
木々も少しずつ赤く染まりだしていて、
紅葉を楽しむことも、いい気分転換になりそうです。


さて、国民的マンガの代表である「サザエさん」の番組スポンサーから
東芝が降板することになりそうです。
サザエさんの放送が開始されたのが、1969年と48年前。
僕が生まれる前からやっていることにすごさを感じますが、
その放送開始以来、東芝はスポンサーを継続してきました。


しかし、不正会計問題から経営難に陥り、事業の大リストラを行っている
東芝にとって経費削減は急務となっています。
僕の好きな日曜劇場のスポンサーも降りる可能性があるようです。
最近では、半沢直樹、下町ロケット、少し前だとJIN、官僚たちの夏など
記憶に残るドラマがたくさんあります。
そして、その中での東芝のCMは、なんかほんわかした、
やさしいイメージで、日曜の夜の憂鬱な時間を一瞬消してくれる
そんな印象です。


経営陣の間違った判断が、こうも大きな影響を与えることになるんですね。
人は、日々たくさんの意思決定をしています。
それが、企業の経営者ともなるとさらに多くの決定を毎日しています。
すべてに対して正しい判断をすることは難しく、
しかもそれは結果によって正しい判断だったか、そうでなかったかが
分かることです。


正しかったか、間違っていたかという視点ではなく、
その判断が、誰のためになるのかという視点が大切ではないかなと思います。
自分にとって大切な人は、皆さんいます。
仕事であれば、お客様や社員、プライベートであれば家族や愛する人。
自分だけの判断軸だと、利己的になり、周りの共感を得られないこともあります。
でも、だれかを大切に思ううえでの判断であれば、
そう大きく方向を間違えることはなく、結果的に正しい判断でなくても
納得できるように思います。


国会では、特別国会が始まりました。
先の臨時国会では、所信表明演説なしの冒頭解散でした。
今回の特別国会では、会期をたったの8日にしようとしたり、
野党の質疑時間を削減しようとしたりと自民党の横柄ぶりが目立ちます。
自民党が野党時代、民主党政権に対して野党への割り振りを増やすよう求め、
実現させた経緯があります。
立場が入れ替わったら、全く逆のことをやろうとするまさにご都合主義。


安倍さんは、「丁寧な説明、丁寧な国会運営をする」と口では言います。
しかし、選挙が終わればその対応が180度変わるその人間性に
辟易します。
誰のための判断をしているのでしょうか?
森友・加計学園問題での追及を逃れる自分のために判断に見えてなりません。


東芝は、消費者にもっともなじみ深い家電事業、稼ぎ頭の医療機器、半導体等
次々の事業リストラをし、いま、はっきり「何の会社」なのかわからない状態です。
あれだけの名門企業が、苦境に立つことは想像していませんでした。
でも、その発端は、一人の人間の考え、判断からであることは事実です。
誰のための判断だったのでしょうか?
決断には大きな責任が伴うということですね。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
秋の季節を満喫してくださいね。