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- 「長所は周りの人を幸せにするためにある」
みなさん、おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。
ずいぶんと秋が深まってきましたね。
気温もぐーんと下がってきて、着る服の枚数も増えてきました。
紅葉をじっくり眺めて、癒されたいところですが、
まだ今年はそんな時間を持てないでおります。
おそらく広島地方は、今週から来週にかけて一番の見ごろだと
思います。
さて、今週も、突然のニュースでびっくりしたことが多くありました。
一つは、小池百合子東京都知事が希望の党の代表を辞任。
昨年の都知事選、それから今年の夏の都議選と
飛ぶ鳥落とす勢いで連勝。
次は本丸の国政へと小池さん自身は、大勝負を賭けたのでしょうが、
風を巻き起こすことができず、惨敗。
おそらく、自身初の挫折だと思います。
選挙における勝負勘は、目を見張るものがあり、
ここというタイミングをつかみ、一気に攻め立てる戦法は
素晴らしいの一言です。
2005年の郵政解散・総選挙では、刺客として送り込まれた選挙区で大勝。
自民党の総裁選では一度敗れていますが、思い返すとこの郵政選挙から
彼女の躍進が始まったといえます。
しかし、今回は慢心というか、驕りが見え、それが自分の跳ね返ってきた
形となりました。
目指す方向を同じくする者が集まり党を結成する。
これは、至極当然であり、よって、安全保障や消費税について賛同する者を
党の公認とすることは理解できました。
民進党、そして前身の民主党時代の党内のごたごた、足の引っ張り合い、
そしてまとまりのない政党であったことを見ると
多くの国民が納得するところです。
ただです。
「排除」という言葉が独り歩きし、そしておそらく小池さんも
あえて過激な、あるいははっきりした言葉を選び、強さをアピールしたかったのかも
しれません。
そこに慢心があったように思います。
国民感情とはずれが生じ、選挙前をピークにして支持が下落していったように思います。
もう少しやって、次のチャンスを待つのかなと思っていましたが、
ここも小池さんらしいですね。スパッと辞める。
2020年の東京オリンピックもありますから、
そのまえに負のイメージを払拭しておこうというところでしょうか。
それともう一つ。
角界がまたまた揺れています。
横綱日馬富士が、モンゴルの後輩力士貴ノ岩に対して暴力を振るい
貴ノ岩の師匠である貴乃花親方が、警察に被害届を出したというニュースです。
これまで、賭博、暴力、八百長と続けざまに社会を揺るがす事件を起こし、
相撲協会の存在自体が問われたことがありました。
そして前代未聞の本場所開催中止としたのは2011年のことです。
まだそれほど時間がたっていない中で、今回の事件なので
大相撲ファンとしてはショックだと思います。
実は、先月28日に秋巡業が広島であり、会社のみんなで見に行ったばかりでした。
初めて生の力士と取り組みを目の前で見て、迫力がありました。
特に横綱の体つきは、別格でした。
その時は、4横綱とも参加していて、元気な姿を見て
相撲がさらに近くなった感想を持ちました。
どうやら暴力事件があったのは、広島巡業の前だったようです。
外国人力士が増え、しかも横綱4人のうち3人はモンゴル出身力士。
人々に夢と希望を与えるのが、スポーツの本質にあるはずです。
もしそれがなければ、世の中に相撲なんて必要ないといえます。
その原点に返れば、どうあるべきかが見えてきそうですね。
政治の役割、相撲の役割。
いま、それぞれが振り返る時期にきています。
でも、これは、自分の勤める会社においてもそうですし、
そして、一人の人間としての自分の存在、役割が何であるかは
考える価値があると思います。
昨日、お客様の企業で19歳の女の子と面談をしました。
そこで、「あなたのいいところを3つ教えてください」と質問しました。
「私には、いいところはありません」が最初の回答でした。
人がこの世の中に生を受けたということは、必ず神から与えられた
長所があると思っています。
そして、それは、自分だけのために与えられたものではなく、
周りの人を幸せにするために与えられたものであると信じています。
先程の彼女、長い時間かけて見つけました。
自分のいいところを3つ。
それを生かして彼女がこれから生きていくと、彼女は輝き、そして
周りを幸せにできる人になれると信じています。
そして、そのことがまた彼女の人生の充実につながってきます。
あなたのいいところはどこですか？
本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。