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- 「広島サミット1か月前」
おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。
広島は、昨日から降り続いている雨が今朝もやむことなく
暗い朝となっています。
新年度になり、また新型コロナウィルス感染対策におけるマスク着用の規制が
なくなったことで、心も体もだいぶ軽くなってきたように思います。
ことしのゴールデンウィークに旅行を計画する人もかなり増えてきているようで
ゴールデンウィーク期間中の新幹線や飛行機の予約数が
コロナ前に近づいていることも報じられています。
人が動くと経済は活性化しますね。
広島は先月ぐらいから、訪日外国人をよく見るようになりました。
コロナ前、年間3000万人を超えた訪日外国人の数が
2020年が412万人、2021年に至っては24万人でした。
「インバウンド」という言葉を毎日のように耳にし、
ホテルの建設をあちらこちらで目にしていたコロナ前。
それがジェットコースターよりもひどいぐらいの急降下。
観光に関連する事業を営む方には悪夢のようだったと思います。
ことしに入り少しずつ活気が戻りつつあることは喜ばしいことです。
広島では外国人が増えてきていることと
もうひとつ最近、街でいつもと違う風景を目にします。
それは、警察官の数です。
広島では来月、Ｇ７サミットが開催されます。
岸田総理が広島選出の国会議員ということもあり、昨年広島サミットが
決定しました。
そのサミットに向けて、もうすでに街には多数の警察官が準備をしているみたいです。
パトカーの数も増え、警察車両もよく見ます。
しかも広島県外ナンバーです。
万全の警備態勢を敷くために県外からも動員しているようです。
県外の方から見ると華やかさもあるのかもしれません。
実際に、伊勢志摩サミットや北海道の洞爺湖サミットの際は
ニュースで見ていて各国の首脳が日本に集まる、その映像だけでも
十分輝いて見えました。
傍から見るとそう見えました。
しかし、開催地はまったく華やかさを感じるどころか
不便を強いられるのだとその立場になって初めてわかりました。
聞くところによると広島のホテルでは一般の人の宿泊を受け入れておらず
サミット開催中に世界遺産の宮島を訪れる計画がありますが、
宮島の商店街も営業ができません。そして一般人は入島もできないでしょう。
高速道路はクローズ、一般道路も規制が敷かれ
車で通れない道もたくさんあります。
ということは、商売をされているところは場所によっては臨時休業をしないと
いけなくなり、仕事をする人にも制限がかかる状況なのです。
サミット開催前後の5日間ほどはこの状態のようです。
いまの段階で、実際どうなるのかは分かりませんが
かなり窮屈な数日間となりそうです。
しかも国からの補償はまったくないので、お店をやっているところは
経営的にも打撃は小さくないと思われます。
それでも広島でサミットが行われることに歓迎しないといけないのですが
日が近づくにつれて不自由さだけが募ってくる状況です。
数年前に伊勢志摩サミットが開催されたところに行きましたが、
やはりちょっと違いました。
なんとなく風格があり、趣があり、品格を感じました。
広島もそうなれば、サミット後の効果を広島県全体で享受できるのですが、
そんなイメージがわかないのが残念です。
本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございます。
この週末は全国的に雨模様の予報です。
良い週末をお過ごしください。