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- 「栗山監督、新井監督に見るマネジメント」
おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。
先週に続き、広島の週末は雨です。
ゴールデンウィークは終わりましたが、広島では来週も仕事を休みにする
会社もあります。やむを得ずですが。
いま、広島の街は物々しい雰囲気になりつつあります。
街のあちらこちらにお巡りさんが複数立っていて
道路は、パトカー、白バイ、警察車両に支配されている、とは言い過ぎですが
とにかく多いです。
しかも県外ナンバーです。
広島では来週、Ｇ７サミットが開催されます。
選挙応援中に岸田総理が襲われたり、広島駅や平和公園内で不審物らしきものが
発見されるなどして、サミットに向けての警備体制はより一層強化されている
ように感じます。
サミット開催期間中の18日から22日にかけて、広島市内を中心に大規模な
交通規制がかかります。
そうすると、仕事に支障が出る会社も多く、特にサミットのメイン会場周辺は
ほぼ人が通れないのではないかというぐらい、いろんな憶測が飛んでいます。
そういう事情で、開催中は会社を休みにするところもあり
県外脱出を目論んでいる人も少なくないようです。
ただ、一般消費者向けての商売をしているところは大変です。
ようやくコロナウィルス感染が落ち着き、以前の日常が少しずつ戻りつつある中で
またまた、また、事業に影響が及びます。
広島でＧ7サミットが行われることは、喜ばしいことである一方
手放しで喜べない現実もあります。
あまけに、広島といえばカープですが、
カープもこの期間中は、サミット開催に伴い地元広島での試合が組まれておらず、
今週から来週にかけての2週間は、長期ロードに出ているので
スタジアムへ応援に行くこともできません。
テレビを通じて観戦するしかないのですが、なかなか外に出ることも難しそうなので
それはそれでいいのかもしれません。
そのカープですが、
ことしはこの数年低迷していた時と違います。
3連覇していた時と比較するとまだ及びませんが、
ただ、近い雰囲気を感じます。
順位はまだ3位ですが、チームとしてとてもまとまっている印象です。
ことしから指揮を執る新井新監督の存在が
非常に大きいように思います。
ことしＷＢＣで侍ジャパンが14年ぶりに優勝しました。
要因はいろいろありますが、栗山監督の存在はその一つとして大きかったと
思います。それは、選手たちに対する揺るがない信頼とプレイヤーとして
尊敬する姿勢です。
栗山監督のそんな思いに選手たちが意気に感じ奮起して
ミラクル的な場面が多くありました。
人をダメにするリーダーも数多くいますが、人を活かすることは
リーダーとして最大の能力です。
リーダーは、自分がプレーすることで結果を出すのではなく
人を動いてもらうことで結果を出さないといけないポジションです。
そもそもこのことを分かっていないリーダーも多いのですが。
人の力を最大限に引き出すにはどうすればいいか。
これは、僕の仕事でも永遠のテーマなのですが、
不可欠なのは、人を信じることです。
言うは易く行うは難し、なのですが、
やはり重要です。
もちろん、それがすべてではありません。
人によって、動機づけ要因はそれぞれなので、他の要因で動機づけされる人もいます。
人を信じることは本当に難しいことです。
こちらが信じていても裏切られることもあります。もしかしたら、そちらの方が
多いのかもしれません。
だから、人の選択は重要です。
誰と仕事をするのか、誰と付き合うのか。
付き合う人によって人生が変わるとは、コンサルタントの大前研一氏の言葉です。
その選手に対する揺るぎない信頼が、侍ジャパンを優勝に導いた大きな要因でした。
それが、今年のカープとダブるんですね。
新井監督の選手に対する信頼が、最後まであきらめないいまのカープの野球に表れている
ように感じます。
今年のキーワードかもしれません。
いや、もしかしたら、これからのキーワードになるかもしれません。
ＡＩがどんどん人間の領域に侵入してきています。
ＡＩを敵とみなすか、仲間とみなすかで変わってきますが、
一方で人間にしかできないこともあります。
ただ、人間にはＡＩにはない、感情があります。
感情で人は動く、ということを考えると、栗山監督や新井監督のマネジメントは
非常に学ぶところがあると思います。
本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございます。
良い週末をお過ごしください。