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「政治家の現実感のなさ」


みなさん、おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。

毎日、暑い日が続きますね。
毎年思いますが、年々暑さが厳しくなっているように感じます。
この暑い中でも、豪雨災害による行方不明者の捜索、
そして災害復旧は続けられています。
全国で死者数は225人になりました。
広島県だけでも113人。


昨日、被災地の近くにあるお客様の会社を訪問し、
何人かの社員さんから当時のことについて話を聞きました。
自宅に帰れない人の話や、被災した方の状況を聞くと
心が痛みます。
今回、僕は被害を受けることなく変わらない日常を過ごしていますが、
同じ時間の経過の中で、全く違う時間を送っている人がいることの
現実を知りました。


今回の豪雨災害による政府が見積もったインフラ復旧費用が2700億円
だそうです。これに被災者への支援、中小企業への金融支援が
必要となります。


これだけの災害が起こっている中で、国会では現実感にかける政治家のための
国会が開かれていました。
昨日閉幕した国会をうけて安倍総理が記者会見していました。
「我が国が次の時代に向かって大きな一歩を踏み出した国会になった」
そうです。
?????


結局、今国会では何が話し合われ、何を国民のために決めたのか
個人的には全く分かりません。
人口減少がこの国の最大の危機の一つと捉え、
実質破綻状態の国会財政を最大の危機の一つと捉えるならば、
参院の定数を増やすことが次の時代に向かっての大きな一歩と論じる
安倍総理の頭の中は理解できません。
しかも、この人はうそつきで、民主党政権時、当時の野田総理と衆院の定数削減を
約束しましたが、あれから6年、約束を履行するどころか
増やすという理解不能な策に出ました。


折しも自民党の総裁選が間近に迫る中、賞味期限切れですね。
胸やけがしてきました。


森友学園、加計学園問題においてはさらにひどく、
行政官僚の文書改ざんという大犯罪のまま話が進んでいるのに、
まったく立ち戻ることなく、そのままスルーし、
国有地売却プロセスは何も明らかにならず、明らかになった総理夫人の関与について
まったく真実を本人に問うことなく、
行政の嘘をついて獣医学部を新設した当の本人は、どさくさに紛れた自作自演の
会見を開いてあとはうやむやに。
ついた嘘に影響され、決定がなされたのであれば、その決定はふつう無効でしょう。
そもそも、「徹底的に調査をし、すべての膿をだしきり、真実を明らかにする」と
言った本人が逃げていますから、この人は信用なりませんね。


被災地では懸命な復旧作業が続いていて、まだ行方が不明となっている人もいます。
その家族の心情を思うと、言葉がありません。
でも、それでも前に進むしかない他に術がなく、自分のやるせない感情を抑えながら
必死になっているのにです。
自民党の総裁選は日本の総理大臣を選ぶことになります。
民主主義は多数の意見がもっとも大きく反映されるシステムです。
衆院で圧倒的多数を占める自民党である限り、このシステムは変わりません。
ぼくたちが変えようと思ったら、選挙で変えることはできます。
日本の総理を選ぶ大切な自民党総裁選なのですが、
この人たちにこんな重要なことを決めさせてもいいのだろうかと
考えてしまいます。


自分にできることは何なのか。
苦しんでいる人がいる一方で、いつもの日常を送っていいのか。
自分に問いかけています。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。