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「個性派女優・樹木希林さん死去」


みなさん、おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


ようやく週末の土曜日、晴れ間が広がっています。
昨夜は雨の中、劣勢に立たされながら
なんとか終盤にひっくり返し、勝利をもぎ取り
カープの優勝へのマジックは3となりました。
この連休中に球団初の3連覇を達成しそうです。


今週、女優の樹木希林さんが亡くなったと報道されました。
全身がんを告白され、満身創痍であることは
ニュースを通じて知っていましたが、
それでもびっくりしました。
つい数日前までテレビに出ていた印象が強く、
突然の訃報に接し、ショックを受けました。


芸能人でも高齢になり、しばらくテレビで見なくなった方が
お亡くなりになることはよくあります。
しばらく見ていないため、そう驚くことはありませんが、
樹木希林さんは、つい先日までテレビで見ていた人という印象が
あるため、その分、驚きも大きかったです。


まさに生涯現役、生涯女優を貫かれた方だったように思います。
肩ひじ張らず、自然体で、演技には味があり、存在感がある。
こんな女優さんはそう多くはありません。
若い時からおばあちゃんの役を演じ、だんだんと役に実年齢が近づいてきて、
だから若い時に印象は、僕らの世代にはあまりないと思います。
富士フィルムのCMもとても印象的です。
「くすっ」と笑いがこぼれるCM構成とセリフは、最高でした。


お亡くなりになってから、テレビでその生き様が流れますが、
それを見ていると、亡くなったことの悲しみよりも
死への準備をしっかり行い、人生を全うされたのだなという
納得感のほうが強くなり、自然と笑みがこぼれてきます。


「ずっと死なないと思うことは間違い。人間いつかはみんな死ぬのだから」


こんな言葉を希林さんが以前テレビで言っていたことが記憶にあります。
当たり前のことですが、ちょっとほっとさせてくれる言葉です。
女優としてだけでなく、その生き様は素晴らしく、感服します。
樹木希林さんのいないテレビやCMは寂しいですが、
また、新たな個性派女優がそのうち出てくるでしょう。


さて、自民党の総裁選は、戦前の予想通り安倍総理が3選を果たしました。
これで、2021年までの総理としての権利を有し、
最後の3年間を政治家としての集大成にすることになりました。
結果については、特にコメントはありませんが、
総裁選を通じて、安倍さんの安倍さんらしさが随所に発揮されたと
個人的に感じました。


世論調査で、安倍総理を支持しない理由のトップは、
「人柄が信用できない」で断トツです。
選挙中に問題となった、斎藤農水大臣に対して安倍陣営から
「石破を応援するなら、辞表出してからやれ」
との発言。
これに対する安倍総理のコメントが、安倍さんらしいなと思いました。


これって、社会問題となっている企業におけるパワハラと構図は同じです。
自殺して亡くなった方々も、同様のことを経験しています。
多様性と口では言うのですが、自民党自体に意見の違うものを受け入れず
権力で抑え込もうという文化が蔓延しています。
相手を尊重するというものが全くなく、それを助長する安倍総理の発言。
「以前の自民党は、こんなものではなかった」
「名前を言え」
あまりにも人格の乏しさに、安倍総理の人間性をよく出ています。
相変わらずの安倍総理の、総裁選中の言葉を聞いても
全く心に響かずでした。


亡くなった樹木希林さんは、
「役作りで一番気を付けていることは?」とインタビューで聞かれて
「まずは人間として自分がどう生きるかということが、大切だと思っている」
と答えています。


安倍さんに聞いてみたいです。
「政治家として、総理として一番気につけていることは何ですか?」


そして、自分にも問いかけをしてみました。
「仕事をするうえで、一番大切なことは何か?」
そうすると、やっぱり
「仕事で結果を出す前に、まず人としてどう生きるかが大切だ」と改めて感じます。


樹木希林さんのご冥福を心からお祈りいたします。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。