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「もしトランプ大統領が社長だったら」


みなさん、おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


年明けから寂しいニュースでした。
日本人唯一の横綱稀勢の里が今週引退を表明しました。
2017年の初場所で優勝し、19年ぶりに日本出身横綱が誕生したのは
わずか2年前のことです。
負った怪我の代償は、やはり大きかったです。
その苦痛した姿は、引退した貴乃花を思い起こします。


外国人力士が番付の上位を占める中で、孤軍奮闘してきました。
日本の国技でもある大相撲の盛り上げりは、やはり日本人を活躍してこそです。
ここ数年、大相撲を取り巻く環境は厳しく、不祥事続きです。
もちろん、経済のグローバル化、多様性を受け入れる社会に変化しているので
外国人が日本の大相撲を志すこと自体は素晴らしいことです。
日本文化の発展にも寄与します。


しかし、日本人の国民気質から考えると
「小よく大を制す」が受けます。
今場所は稀勢の里の引退のせいもあるのか、横綱・大関の上位陣に
不甲斐ない相撲が続いています。
土俵で稀勢の里の姿が見られないのは寂しいですが、
また次の若手が台頭することを望みます。


さて、トランプ大統領が政権運営で苦しんでいるようです。
アメリカの予算案が可決しないため、政府機関の閉鎖が年末から続いてます。
理由はトランプ大統領が、メキシコの国境沿いに壁を建設するための費用を
予算に計上しており、それを議会が承認しないからです。
その壁建設費用は6300億円。
その影響で、80万人の職員に給与未払いが生じており、無給状態で仕事を
余儀なく強いられています。


「もしトランプ大統領が自分の会社の社長だったら」


思わず考えてしまいました。
みなさんは、どうですか?
トランプが自分の会社の社長だったら。


まず究極の気分屋です。
物事の筋論は、彼にはご存知のように全く通用しません。
朝令暮改どころか朝礼朝改は日常茶飯事。
しかも重要な方針やその変更は、ツイッターで知る。
給与の遅配。イエスマン人事。意見する者はすぐに切り捨てる。
良いことは自分の功績、悪いことは部下の責任。
今さえよければ、あとのことは考えもしない。
ざっと考えるだけも、これだけのことが予想されます。


ん~。ヘビーですね。
僕だったら、落ち着いて仕事に集中できないでしょうか。
毎日刺激があっていいという人もいるかもしれませんが、
刺激というのは毎日あると人間慣れてきますので、刺激が刺激でなくなり
逆効果もあり得ます。


いずれにしても、アメリカは世界第一位の経済大国であり、
その影響力ははやり大きいです。
アメリカの停滞は世界の停滞につながるため、トランプ大統領も少し
「譲歩」するということを覚えてくれたらいいのですが、
できるでしょうか?
仕事上、中小企業の社長さんとお話しする機会が毎日ですが、
トランプまではいかなくても、どちらかと言えばワンマン経営者が多いのが
中小企業です。命令や権力、恐怖政治を敷くことで社員を動かそうとするならば
いつかしっぺ返しがあります。
人間として尊重する、その思いは大切にしないといけないと思います。
そうでないと誰もついていけません。
「給料をあげれば社員は言うことを聞く。」
これは経営者のエゴです。
自分の存在を認めてくれる。それが人と人の関係の基本です。
みんな自分の居場所を探しています。自分を認めてほしいと願っています。


明日は大寒です。
一年も最も寒い日です。
大寒を過ぎると暦上は春に向かいます。
寒さは一層厳しさを増しますが、この時期にできることを
しっかり行って、次に備えたいですね。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。