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「生きることは、素晴らしい」


みなさん、おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


ここ数日、秋の気配を感じます。
昼間は気温も高く、残暑の厳しさがありますが、
朝方は涼しく、空気は澄んでいて気持ちよく、
空は青く高く感じます。
ここ数年、9月はまだ夏が続いていて秋の気配など感じることも
なかったように記憶していますが、
今年は秋の訪れが早くなるように思います。


さて、先日、新聞の見ていて、
日頃はあまり気にしない箇所に目が留まりました。
日経新聞の社会面に著名人の逝去の記事が小さくあります。
いつもは素通りするのですが、その日はたまたま目に留まりました。
高塚猛氏が8月27日、70歳で亡くなられていました。


高塚猛氏をご存知でしょうか?
現在、プロ野球パリーグで圧倒的強さを誇るソフトバンクですが、
前身のダイエーホークス時代は、長い暗黒時代がありました。
あの世界の王貞治氏が監督に就任しても
最初の数年は弱小チームで、地元ファンからは生卵を投げつけられた
という事件は、有名な話です。
そして、球団、当時の福岡ドーム、ホークスタウンは業績も悪く、
多額の負債を抱えていました。


そこに乗り込んできたのが、高塚猛氏で、
チームの強化、他事業の再建に成功し、2000年初頭には
再生請負人として注目された人でした。
しかし、その後、選手との確執や不祥事を起こすなどして
表舞台から姿を消していましたが、
久々に目にしたのが逝去の記事でした。


ちょうど経営の勉強をし始めた時期で、
高塚猛氏は、メディアを通じて知っており、当時はすごい人がいるんだなと
思い、本も買って読んだことがあります。
(残念ながら、内容は全く記憶にありません)
そうして、輝きを放っていた人がいつの間にか名前を聞くこともなくなり、
おそらく世間からは忘れられ、一生を終えていくものなのですね。
他の新聞ではどういう扱いだったか知りませんが、
日経新聞ではほんのわずか20行の小さい記事でした。


9月1日は、子供の自殺者が年間で最も多い日だそうです。
長い夏休みが終わり、新学期を迎える日です。
いじめを受けている子供にとっては学校に行くことがつらく
自らの命を絶つのだそうです。


1年365日のなかに、そんな寂しい日があるのかとニュースを見て知りました。
前日の8月31日の夜のニュースで、そんな特集をやっていました。
そういう日があるということを情報として多くの人に知らせることに
意義もあるのでしょうが、違和感を抱きました。
ここ数年、経済情勢の回復により、自殺者数は減少していますが、
それでも年間2万人もの人が、自ら命を絶ち、人生に幕を閉じます。


人間は生まれた瞬間から死に向かっていくのは間違いありませんが、
その命は無限でなく、有限です。
医学の進歩により寿命はどんどん延びています。
生きることは素晴らしいはずなのに、
生きることがつらいことであるとの認識のもとに
自ら生きることを辞めてしまうのは、何とも言葉がありません。


そんなに世の中はひどいものなのでしょうか。
広島の地方紙、中国新聞の死亡広告欄に
35歳の女性の死去の記事を見ました。
喪主は夫と出ていました。
どんな死因であるかは掲載されていませんでしたが、
35歳です。
家族の悲しみは幾何か、計り知れないものがあると思います。


やっぱり、生きることは楽しく、素晴らしい
と感じられる世の中であってほしいです。

「一隅を照らす」

そんな存在でありたいと思います。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。