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「松山英樹選手、日本人初の快挙」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


今日は、朝から雨です。
この時期の雨は、不思議と落ち着きます。
平日の喧騒から解放され、心を静めてくれているように感じます。
「春眠暁を覚えず」の時期であることからも
そう感じるのかもしれません。


さて、このところスポーツ界では日本人選手の活躍が目立っています。
今週は、男子ゴルフの松山英樹選手が、世界最高峰の大会である
マスターズ選手権で、日本人としても、アジア勢としても初めて優勝しました。
月曜日は早起きをしてテレビを見入っていた人も多いようです。
松山選手が、マスターズに初挑戦したのが2011年。
当時は、大学生で同級生の石川遼選手のほうが注目度は高く
松山選手は地味な選手でした。


しかし、実力はその時から高く評価され、次代を担う選手として期待されていました。
アメリカツアーに参戦し、日本人選手が苦戦する中で、すでにツアー5勝を挙げています。
その彼が、子供のころに憧れていたのが、タイガー・ウッズです。
この時代の子供たちは、多くがタイガー・ウッズに憧れてゴルフを始めたようですが、
そのタイガー・ウッズも松山選手の優勝に対して祝福のコメントを出していました。


ゴルフは、紳士のスポーツであり、メンタルのスポーツだとよく言われます。
微妙な心の変化が、スコアに影響するそうです。
だから、相手を重んじる紳士としての振る舞いが重要だということでしょうか。
ゴルフをしないので、僕の想像ですが、
これって、仕事も同じだと思います。


多くの経営者や社員とこれまで会ってきて、
僕が感じるいい仕事をする人の条件の一つは、
「心が落ち着いている」ことです。
人間は、他人の影響を受けやすい生き物で
他人の言動や行動に心をもっていかれます。
心が乱されると、自分の脳、発する言葉、体の動きにその影響が生じます。
そうすると、冷静に物事を捉える力が落ち、
その乱された心の状態で、物事を判断するので
的確な適切な行動ができなくなります。


一方、心がいつも落ち着いている人は、
人間が他人の影響を受けやすい生き物であることを認識しているので
たとえ、心を乱されることがあっても、それを冷静に受け止め
心を落ち着かせて物事を判断したり、行動をすることができます。
だから、感情に任せた、場当たり的で、短絡的な行動がありません。
いろんな視点から物事を考え、判断するので、後に大きな禍根を残すような
判断はあまりしません。


心が乱れていると、感情に任せて発言行動し、場当たり的で、短絡的で
何よりも他人を思いやる行動はできません。
考える視点が、多方面からではなく、限られた見方しかできません。
心に余裕がないからですね。
この判断が、あとに「しまった」を生み出し、修正不能にしかねません。
人間関係にも影響が及んでしまうこともあります。


人間なので、感情的になることは誰だってありますが、
それを最小限に抑えることは、結局、自分を利することにつながります。
僕も「しまった」と後悔するのは、多くは感情的になってしまう時です。
冷静に聞いて、冷静に対処すれば済むことを
負けず嫌いというか、我の強さというか、未熟な部分が露呈してしまい
その心の状態で言葉を発してしまい、相手を嫌な気持ちにさせてしまいます。
それを極力なくすよう、努力しているところです。


さて、最終日の松山選手、最後の4ホールで3つのボギーをたたきました。
その緊張感は、プレッシャーは計り知れないほどだったのでしょう。
グリーンジャケットを嬉しそうに来ている松山選手には
少年のような無邪気さを感じます。
苦しみを乗り越えてつかんだ勝利だからこそ、いっそううれしいのでしょう。


その松山選手が、試合後のインタビューで日本の子供たちに向けた言葉が
印象的でした。
「5年後、10年後、いっしょに同じ舞台でプレーできればうれしい」
松山選手が子供のころ憧れたタイガー・ウッズとは何度か同じラウンドを
回っていますが、
次は、このオーガスタのマスターズ最終日、最終組、二人でいる姿が見たいですね。
現在、自動車事故で大けが負ったタイガー・ウッズは
退院し、自宅療養中だそうです。
きっと彼は、また、戻ってくるでしょう。


本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
よい週末をお過ごしください。