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「言葉の持つ力」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


1月も下旬に差し掛かりましたが、
コロナは毎日、過去最多を更新する感染者数ですね。
これだけ増えると、感覚も麻痺してきそうで
感染者が出ることが当たり前に感じてきます。
でも、そうではいけないのですが、人の思考は順応性が高いですね。


最初は抵抗があることでも、その状態が続くと「慣れて」きて
最初の抵抗感は時間とともに薄くなってきて
さらにそれが日常化してきます。
人の成長の過程においては、プラスに働きます。
これまでできなかったこと、難しいと敬遠してきたことが
できるようになるためのステップになるので有益に機能します。


いまの状態に少し負荷をかけるぐらいが、人の成長につながると言われます。
これは、筋肉を考えるとよくわかります。
例えば、腕立て伏せをした直後の数日は筋肉痛になりますが、
継続していくと筋肉痛はなくなり
それが筋肉として体のパワーアップにつながります。
人の成長も同様で、負荷をかけた状態に慣れてくるということは
成長したということです。


しかし、よくないことでも人間の順応性が発揮され
時間の経過とともにその状態に違和感なくなってしまいます。
そしていつの間にか、当たり前化してくるのです。
でも、客観的にみるとその習慣はよくないので、
自分の常識ではあっても、他人の非常識になります。


こんなことって、ありませんか?


僕は、コンサルタントの仕事をしている中で感じることが時々あります。
それは、会社を訪問した時です。
会社にも、その会社独特の習慣があります。
その会社外の人から見ると変だなと感じますが、
中にいる社員たちはそれが普通だと思っていることです。
会社ごとの慣習はさまざまです。
特に、言葉にそれが表れます。
会社によって、日常的に使われる言葉があり、独特です。
総じて、供給者側視点での言葉であることが多いため
社外の人からすると違和感があります。


しかし、言葉の習慣は仕事中だけでなく、仕事を離れた場でも
普通に発せられます。
職場と職場の外で使う言葉を器用に使い分けることができればいいのですが、
意識をしないとできません。
人間は多くの行動を無意識にしているので、習慣となっていることは
時、場所の区別なく普通に出ます。
これは、実は非常に危ないことです。
発する言葉にその人の考え方とか生き方、価値観が出るからです。
口から発せられる言葉に品格が出ます。


以前、武道をしていた時に、子供たちが使う言葉に驚くことが
時々ありました。
「子供がこんなこと言う?」とドキッとすることがありました。
これって、実は、家庭の中で使われている言葉を子供が使っているケースが
ほとんどです。
親が使う言葉を子供は真似をします。
怖いなと感じていました。


人の行動は無意識に行われることが多いということは、
仕事だから、プライベートだから
あるいは家の中だから、家の外だからと分けるのではなく、
共通した言葉をいつも使うことが大切です。
言葉は文化であり、生き方です。そして教育につながります。


言っていることは間違っていないけど、言い方が気にいらない。
同じことを言われてるけど、Aさんに言われると受け入れられなく、
Bさんだとスッと入ってくる。
こんなことってないですか?


その人の人間性、相性もありますが、
多くは発せられる言葉に原因があります。
これって、結局、損なんですね。
言葉を介して自分の思いを伝え、相手に理解してもらいたい、行動してもらいたい
これが、目的です。
しかし、それ以前に、相手から拒絶されてしまうのは
もったいないことです。


いい言葉、前向きになる言葉、人にやさしい言葉、
人を思いやる言葉、人を勇気づける言葉
そんな言葉が日々ある中にいると、自然と人の心も優しくなります。
そんなところで生きたいですね。


本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
コロナの感染が日々拡大して心も体も不自由な状態が続きますが、
穏やかな良い週末をお過ごしください。