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2022.04.02

おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


寒の戻りですね。
広島の今朝は気温が低く、肌寒いです。
曇っていますが、予想では晴れ間が広がってくる見込みです。
この週末は各地で桜の見ごろとなるでしょう。
世の中がどんな状況にあろうとも、毎年この時期に花を咲かせ
多くの人の心を癒してくれる桜は、素晴らしいですね。


4月に入り、新年度を迎えました。
昨日は入社式が各企業で行われ、僕もお客様の会社で入社式に出席しました。
新入社員にとっては、その前日までの朝と4月1日の朝は
まったく違う朝を迎えたことでしょう。
習慣と環境が1日で大きく変わるこの日が、彼ら彼女たちの新しい人生の始まりです。
新しい扉を自ら開け、新しい一歩を踏み出しました。
緊張もあり、不安もあり、楽しみもあり、
いろんな気持ちが交錯して、今日はほっとしていることだと思います。
これからたくさんの経験を積み、心・技・体を鍛え、素晴らしい人生を歩んで
欲しいと思います。


さて、ロシアがウクライナに軍事侵攻してから1か月以上となります。
毎日、戦況が報道されていますが、どこか遠くのことにようになっている気がして
感覚が麻痺しつつあることに罪悪感を抱きます。
平和な日常のある僕たちにとっては、もちろん緊迫感も危機感も同じように持てませんが、
新聞のある記事を読んで、ハッとしました。


ウクライナでは、犬や猫などのペットも戦火にさらされています。
ウクライナは世界でもペット愛好家が多い国だそうで、
国民の6割がペットを飼っていて、そのうち8割はペットを家族として認識して
いるそうです。
多くの人は、ペットとともに避難しているそうですが、
なかには、ペットが病気で長時間の移動に耐えられないことから避難をあきらめる
人もいると記事にありました。
また、飼い主の死傷などで置き去りにされたペットを救おうとする動きもあり
動物を保護するボランティアも増えているそうです。


ペットのために国外避難を見送る選択をした人は、自宅で息を潜めるように
暮らしていて、空爆を知らせる警報が鳴ると、猫と一緒に風呂場に隠れる。
ペットとともにする人生を選び、死と迎え合わせで毎日を過ごしている人がいます。


僕も14歳になる愛犬がいます。
14年も一緒に生活をするわけなので、当然、家族です。
寝るのも食べるのも散歩もドライブも一緒です。
落ち込んだ時には、元気づけてくれます。
もし、自分がウクライナのような状況に身を置いたならば、と考えると
非常に心が痛む記事でした。


自分がその立場になったら、と考えると
たいていのことに対しては、理性と自制が働き、
相手を思いやる気持ちが芽生えるはずだと思います。
自己の主張をすることは大切なことですが、相手を傷つけてまでする自己主張は
主張といえるのでしょうか。
正義はどこにあるのかと考えると、時々わからなくなります。
正しいことを言うことが、本当に正義なのか。
自分の正義と他人の正義は同じなのか。
相容れないことも時にはあるはずで、その時はどうしたらいいのか。


力で相手をねじ伏せるのは、やっぱり、どう考えてもダメです。
言葉を尽くして思いを伝えて、そのなかからお互いが譲れる道をつくりだすことが
大切なのではないかと思います。
権力で人を動かしても、結局、思い描く結果は得られません。
なにより長続きしません。
そして、双方が幸せになりません。
時間がかかっても丁寧に心を通わせていくことが重要だと思います。


人と人との間には、意見の違いもあります。
考え方、価値観の相違があるのは当たり前です。
自分の価値観と合う人とだけ付き合えばいいでしょうが、
それだけで生きていけない場面も多々あります。
そんなときにどうするか。
あらためて僕たちに問われていることだと思います。


本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
桜を見に家族と出かけたいと思います。
もちろん、愛犬のウォンカも一緒にです。
良い週末を。