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「自己認識と自己ビジョン」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


4月もあっという間に過ぎ、来週末からはゴールデンウィークに突入です。
コロナも3年目に入りましたが、どうもこのところは感染者数に
大きな変化はなく、このままの状態が続くのかなと思っている人も
多いと思います。
そうなると、これまで移動を自粛していた人も
これを日常と捉えてコロナ前のような動きになってくるでしょう。
現在のコロナ株は、重症化の確率が低いということが唯一の救いですが、
それでもやはり感染は避けたいところですが。


さて、4月に入社した新入社員も3週間が過ぎました
3月までの生活とまったく違う日常を送るようになり、
少しリズムが出てきたところでしょう。
新卒者の入社3年後の離職率は、約30%と言われています。
1年以内の離職率は15%。
「自分が思っていたイメージと違う」
「であるならば、早い時期に方向転換したほうがいい」
確かに、一理あります。
適性のないこと、やりたくないことに時間を割くより
やりたいことに時間を使ったほうが有益です。


おそらく、早期に退職を決断する人はこのパターンが多いでしょう。
しかし、この離職の決断が、後に良い結果につながるのは、
自分のやりたいこと、適性をしっかり分かっている人の場合です。
多くは、ただやりたくないから、嫌だからという将来ビジョンもないまま
現実逃避したいという人です。
これでは、その後の人生がうまくいく確率は低いでしょう。


これは日本の教育システムに問題がありますが、
学校教育の中で、職業教育がほとんどなされていません。
だから、自分にどんな適性があって、どんな仕事があり、どんな仕事をしたいのか、
将来自分がどうなりたいのか、ここが欠けています。
学生時代の勉強は、勉強のための勉強になっており、
自分の人生を豊かにすることとのつながりが弱いのです。


だから、卒業したばかりの子は、自己認識も低くそして自己ビジョンもない
ので、近視眼的な判断になりがちです。
いまの仕事をやめたからといって、特にやりたこともない人の場合は
離職の状態あるいは就職しても続かない状態が常態化しがちです。
常態化したら、そこから抜け出すのは大きなパワーが必要です。
これはなかなか難しいです。
いろんな人を見てきて、そう断言できます。


明確なビジョンを持っている人なら、その道を追求することは幸福につながりますが、
持っていない人は、いまの仕事をしながら自分を見つけるほうが良い結果に
つながりやすいですね。
もしかしたら、つまらないと思っているいまの仕事に
おもしろさや楽しみを発見できるかもしれません。
これまで多くの企業で新入社員を見てきて
あまりにも軽率な離職を目にすると
この子の将来はどうなるだろうと心配になります。
もちろん、離職した子のその後までは知りませんが。
僕たち社会人の先輩のサポートも大切です。
人生を左右する決断になるかもしれませんので。


本日も最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました。
これから、今年掲げた僕の目標を一つ完遂させてきます。
また報告します。