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「だらしない国会議員」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


今朝は、雨がパラパラと降っています。
9月に入り、残暑は幾分か和らいでいるようです。
とくに、朝晩は涼しく感じる日が増えてきました。
予報では、今日は一日曇り空のようです。
十五夜の今晩は、残念ながら、広島ではきれいな月を見ることはできないようです。


先週、京セラの創業者・稲盛和夫さんの訃報について
みなさんにお話ししましたが、
この1週間で、旧ソ連のゴルバチョフ元大統領、そして、昨日報道されましたが、
英国のエリザベス女王が96歳でお亡くなりになりました。
お二人とも自国内だけでなく、世界の安寧に尽力され
私たち日本人にも馴染のある方でした。


特にエリザベス女王は、つい数日前、英国の新首相であるトラス氏と面会し、
新首相に任命するという公務を行ったばかりで、
その時の写真もニュースで報道されたのを見たので、突然の訃報に驚きました。
25歳で女王に即位し、70年間在位。
激動の人生であっただろうと推測しますが、国民に近く、国民に寄り添い、
そして親しまれて、
まさに「開かれた王室」を作ったのは、大きな功績であると言われています。
心から哀悼の意を表します。


一方、この1週間の日本は、
東京五輪の汚職問題、安倍元総理の国葬、自民党の旧統一教会との関係、
とどれも非常に内向きな話題ばかりでした。
新聞の一面に、安倍さんの国葬に関する議論と
安倍さんの事件を発端に露呈した自民党と旧統一教会の抜き差しならない関係が
報じられているのは皮肉です。


しかし、一般的に見て、常識的に見て、
自民党所属国会議員379人中179人が旧統一教会と関係があったわけなので
これを自民党とは組織的関係がないと言えるでしょうか。
たまたま選挙協力してくれたのが、あるいは会合に出席したのが
旧統一教会でしたということが起こり得るでしょうか。
教団との関係を「大半は認識していなかった」と自民党は釈明していますが、
あまりにも苦しすぎる弁解です。
こんなたまたまが、同じ党で起こるでしょうか。
それとも、旧統一教会が周到に自民党の政治家に取り入ることを企み、
正体がわからないように近づき、国会議員の懐に入り込んだのでしょうか。
それで自分たちの思うように、政治家を手のひらの上で動かしたのでしょうか。
もしそうだとすれば、あまりにもおバカな国会議員であり、
その結末が、旧統一教会の名称変更につながるのでしょう。
長年、文化庁は名称変更を認めてきませんでしたが、
ある日突然、時の大臣が、一転名称変更を認めました。
(この人も旧統一教会とは親密な関係にあるそうですが)


しかし、一般的には到底考えられません。
長い自民党の歴史になかで引き継がれてきた関係だと考えざるを得ません。
岸田内閣の支持率は、高い水準を保っていましたが
このニュースが報道されるようになってから急降下しています。


芸能人が不正な企業あるいは団体の広告塔になっていると激しく糾弾されます。
その芸能人の宣伝効果により商品やサービスを購入した消費者が、
大きな損害を被るということが、時々報じられます。
今回の国会議員も同じこと、あるいはそれ以上のことをしています。
無知な人は、国会議員が支援する団体であれば心配ないと思い
入信するでしょう。そして、その人の人生を大きく転換させるきっかけとなります。
この罪は、不正企業の広告塔になる芸能人と変わらず
一定の社会的制裁が必要ではないでしょうか。


それにしてもあまりにもお粗末で節操のない国会議員たちですね。
だらしないです。
自分の人生を賭して国民のために力を尽くす為政者が海外には多くいる中で、
日本の政治家に尊敬の念を抱くことがどうしてもできません。
残念です。


やはり私たち一人ひとりが、この国の未来を考え、つくり、伝えていく必要が
あります。
正義も倫理観も、若者や子供たちに継承する責任は大人にありますね。
だからこそ、稲盛さんの死は日本にとっておおきな損失です。
「動機善なりや、私心なかりしか」
この言葉を国会議員たちは、よくよく考えてほしいです。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
広島は小降りですが、雨が降り続いています。
良い週末を。