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「真のマネジメントとは」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


静かな週末です。
今朝は雲が多く、雲の間から少し明るさが見えます。
家を出ると、土曜日なのに子供たちが大勢登校しているので
「今日は学校なの?」と聞いてみると
「今日は運動会です」と元気な声で返してくれました。
いまどき、見知らぬ人から声をかけられると
不審な人という印象も持たれかねませんが、
そんな懸念をすることなく、子供たちも元気よく応じてくれました。


僕の子供のころは、運動会は秋の行事でしたが、
最近では初夏のころに行う学校も多く、
また同じ広島市でも学校によって時期は様々です。
秋晴れの朝、運動会の日は心が躍る気分だったことを思い出します。
広島は一日曇り模様ですが、子供たちには暑くならずちょうどいいかもしれません。


一方、岸田さんの表情が冴えませんね。
テレビの画面を通してですが、元気もなく、うつろな印象です。
就任1年にして、これまで高い支持率を誇ってきましたが、
ここにきて急降下し、報道各社で若干ばらつきはありますが、
危険水域と言われる30%を切る調査結果も出てきました。
しかし、個人的な意見としては、これまで高い支持率だったのが不思議で
岸田さんは、総理としてまだ何もしていません。
何もしなかったから高い支持率だったのであり、国民を活気づける勇気づける
政策をとりそれが支持された結果ではありませんでした。
つまり、マイナスになりそうなことを極力回避し、発言もどちらかというと
あいまいなアバウトな安全運転に徹してきたことが功を奏していたと言えます。


過去の総理を見ていると、そうしたほうが得策と考えても仕方ないでしょうけど、
それでは頼りないということが、ここにきて露呈している状態でしょう。
ただ不運でもありますね。
安全運転をしてきたのに、もらい事故にあった心境でしょうか。
支持率急降下の原因は、旧統一教会問題と国葬です。
どちらも安倍元総理に関連されるものです。
事件がなければ、もしかしたらいまも高い支持率であったかもしれません。
中身はありませんが。


それでも、国民に支持される政策を矢継ぎ早に繰り出していれば
多少の危機が訪れても下支えがあるでしょうが、
それをしていないから脆いですね。
あっという間でした。
夏の参院選のころまでは50%台でしたが、
わずか3か月ほどでほぼ半減の30%を切る現状です。
原因は明らかです。
二つの問題に対して、当初は危機感が薄く、そして問題解決能力に疑問符が
ついたのでしょう。


人が動くには、大きく2つの要因が働きます。
ひとつは、目指したい目的や目標があって、それを実現したいというプラスの要因が
ある時。
もう一つは、危機感に煽られて動かざる状況に追い込まれる場合。
政治家は、その多くが後者にあるように思います。
全員とは言いませんが、お尻に火がついてバタバタする印象があります。
志高く政治家になったはずですが、なった途端に発言した内容とかけ離れ
むしろなることが目的化しているようにすら思えます。
総理になること、大臣になることで満足してしまうのでしょうか。


企業経営にもこの2つの要因は重要です。
マネジメントとは、シンプルに「人の心を動かすこと」だと
日頃から考えて、また伝えています。
人とは、社員(部下)とお客様のことであり、
社員の心を動かせば、会社の発展に向けた行動が生まれます。
お客様の心を動かせば、自社の提供する商品やサービスを購入していただけます。
経営を単純化すると、社員とお客様の心を動かすことができれば
会社は成長します。
では、どうやって心を動かすか。
社員については、このままだと君の給料が下がる、あるいはこの会社に居られなくなる
という恐怖政治を敷くことが危機感により動かす手段です。
たしかに即効性はありますが、持続性はありません。
しかも、人格を尊重するやり方ではなく、人が潰れる可能性があります。


内発的動機付けという専門用語があります。
外圧によって人を動かすのではなく、自ら行動するようになるには
希望や夢、なりたい自分や成し遂げたいこと、つまり自分の内側から沸き起こる思いを
明確にすることにより行動を促す手法です。
指示命令や恐怖感を抱かせることで人を動かすことは簡単です。
しかし、これはマネジメントとは言いません。
どうしたら、人が前向きに自発的に主体的に行動できるかを考え実践することこそが
マネジメントであると僕は考えています。
それは、一人の人としての尊厳を守ることであり、尊重することにつながります。
そして、幸福につながります。
根底にこうした気持ちがないと、「真のマネジメント」はできないでしょうし、
尊敬もされないでしょう。
この人のためにやろうという気持ちは、当然、社員から生まれません。


いまの内閣にこうした状態を作ることはほぼ不可能でしょうが、
ただ、日本国の総理なので、
国民の心を動かすような岸田さんのリーダーシップが求められています。
いまある問題にどう対処するのか、国民が見ていますね。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
少し、明るさが広がってきました。
良い週末を。