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- 「寒稽古」
おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。
最強レベルの寒波がやってきます。
特に週明けは、今季一番の寒気が流れ込むようで、西日本でも雪が予想されています。
昨年のクリスマス前、広島でも積雪があり、交通網が混乱しましたが、
今回はそれ以上に強烈な寒波となりそうです。
暦の上では昨日大寒でした。
僕が以前武道をしていた時、この大寒前後の日曜日に毎年
「寒稽古」を行っていました。
鹿児島の桜島を前に、磯海水浴場という砂浜に
鹿児島県内の門下生2000人、保護者を含めるとおそらく5000人規模に
なっていたと思いますが、鹿児島では有名な新春の風物詩です。
鹿児島といえども冬はそれなりに気温も低下し、ある年は
雪が砂浜一面を覆うこともありました。
子供たちは道着の中に1枚シャツを着たりしますが、
大人は道着の下は裸で、
進行とともに上着を脱いで海に入っていきます。
ただ、冬は海の中にいるほうが温かかったりするのです。
雄大な桜島を前に気合を入れて稽古をするのは気持ちよく、
一年が始まるなと実感します。
問題は、稽古が終わり海から上がった後です。
稽古中は気合も入っているので、寒さは感じませんが、
稽古後に一気に寒さが募ってきて、震えも止まりません。
そんな時に、心と体を癒してくるのが
道場ごとに保護者の方々が火を焚きながら作ってくれる
豚汁とぜんざいです。
稽古を終え、充実感がいっぱいの状態で食べる豚汁とぜんざいは最高です。
一気に体が温まります。
子供たちもやり切った感を満面に浮かべながら、幸せそうな表情します。
一年の無病息災を祈るこの寒稽古は、もう武道を離れてかなり時間が経ちますが
記憶に深く刻まれています。
2023年が始まってちょうど3週間が経ちました。
年が変わって、何か変化があるかというと
いつの日を切り取っても流れる時間は変わりません。
一日一日が次から次にやってくるのは、年が変わっても同じですが、
その一日をどんな気持ちで迎え、過ごすのかで
昨日と違う一日になるのだと思います。
決して、同じ日は一日としてありません。
昨日と今日は同じではなく、明日も何が起こるか分かりません。
人と出会い、言葉と心を交わし、思考を巡らせる。
そして、体を動かす。
この先に新しい何かが待っていると信じています。
特別な何かはなくても、自分の気持ちをどうコントロールするかで
いつも見る風景も少し違って見えてきます。
そうすると新たな気づきが生まれます。
海水に入り稽古をするときは必死です。
自分との格闘です。
日頃の雑念が消え、ただ稽古に集中します。
アドレナリンが出まくります。
この体験が最高に気持ちよく、自分が大きくなったような気になります。
自信なのかもしれません。
だから、力強く前に進もうという決意につながります。
やりきること、大切ですね。
本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございます。
最強レベルの寒波には十分用心されてください。
良い週末を。