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- 「社会の原理原則」
おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。
今週、中国地方は梅雨明けしこれから本格的な夏を迎えるにあたり
この暑さ、今年はどこまで厳しくなるのだろうと戦々恐々としています。
海の向こうではエルニーニョ現象が発生しており
日本への影響がどう出るかという不安もあります。
とにかく、この数年続く夏の厳しさを何事もなく無事に乗り越えたいという
一心です。
海の向こうと言えば、相変わらず日本の至宝・大谷翔平選手が躍動しています。
今年は日本人初のホームラン王も現実味を帯びていて
同時に大谷選手の移籍に関する話題も盛り上がっています。
大谷選手の所属するエンゼルスはチームとしての成績が良くなく
優勝への思いが人一倍強い大谷選手には他チームから多くのオファーが
届いていることだろうと思います。
球団だけでなく、他チームのファンから大歓迎の声も聞かれる
非常に珍しい現象まで巻き起こしています。
エンゼルスの球団としては、大谷選手を放出するつもりはないとしていますが、
アメリカは最後まで何が起こるか分かりません。
これまでも何度も電撃移籍がありました。
8月1日までの移籍期限に向けて時間がありませんが、
まだまだ盛り上がりそうです。
一方、国内のプロ野球は、我がカープが非常に好調です。
広島県民として新井監督、そしてカープに対してここ数年なかった期待感が
膨らんでいます。
今日から後半戦が始まりますが、まず下位チームとのこの2連戦は
確実に勝利をつかみたいところです。
さて、ひどい事件が発覚しました。
中古車販売大手のビッグモーターで、車の修理費用の水増しによる保険金の不正請求が
行われていました。
ひどいのは、その手口です。
ただの水増しでなく、社員自ら顧客の車両に危害を加えることで
損害額を多く見積もり保険請求していたということです。
また無事故車として売り出していた車両は、実は真っ赤な嘘であることなど、
次から次にその悪戯が表面化してきています。
日頃から、企業の存続に必要なのは、ビジネス性と社会性であると言っています。
どんなに利益を追求しても、そこに人の役に立つという社会性が伴わないと
企業は続きません。
あるいは、どんなに社会的意義の高いビジネスをやっていても、
利益を出すことができなければ、これも存続はできません。
企業はこの両方を追求することが大切です。
ビッグモーターは、社会性が欠如していたと言えます。
自分だけが儲かれば、手段を択ばず、人（顧客も社員も）を犠牲にしても良いという社風が
存在していたようです。
言語道断です。
しかも、事件発覚後かなり時間が経過していますが、
いまだに経営者は表に出てきません。
こういう利己的な企業ではよくあることです。
憤りは覚えても、驚くことではありません。
過去にも何人もこういう経営者がいました。
経営者は逃げるばかりで、責任逃れをする、あるいは世間の注目が収まるのを
待つ。こういう人に会社を守る、顧客を守る、社員を守る経営者は務まりません。
いや、経営者になってはいけない人です。
車の所有者は、保険の等級が下がり、割高な保険料を支払う可能性があります。
こうした悪戯に手を染めなければいけなかった社員は、自分の道徳心を傷つけられ
今後もその後悔を持ち続けるかもしれません。
他人の不幸のうえにビジネスは成り立ちません。
他人の不幸の上に自分の幸福はありません。
これが、社会の原理原則です。
全容解明が待たれます。
本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。