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「お彼岸の意味を知っていますか?」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


今日は土曜日ですが、秋分の日の祝日です。
お彼岸です。
事務所に来る前にお墓参りに行ってきました。
この年になって恥ずかしながら、「お彼岸」の意味や成り立ちを知らなかったのですが、
調べてみると、奥深い大きな意味があることを知りました。
仏教修行の一つに「六波羅蜜(ろくはらみつ)」というのがあり、
出家していない人たち向けに説いた、さとりに至るための修行方法です。
「六波羅蜜」の6つの実践というのがあり、布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧の
6つです。出家していない人が毎日これを実践するのは難しいため
仏教修行を営むのに最適なお彼岸に、みんなで集中して六波羅蜜を実践しようというのが
お彼岸だそうです。


ちなみに、布施とは施しをすること、持戒は規律を守ること、忍辱とは正しい心を持つこと、
精進は目標に向かってたゆまず努力すること、禅定は常に平静な心を持ち続けること
智慧は知恵を磨き知恵を働かせることです。
確かにこれを毎日実践することは簡単ではありませんが、
でもいい仕事をするために大切なこともこの中にあるなと思います。


いい仕事をする人は、いつも心の状態が安定していることだと考えており、
起こることに心を乱されず、気持ちを安定させることができる人は
仕事をする上ではとても大切だと思います。禅定ですね。
精進は、多くの人は目標をもって達成に向けて努力をしています。
与えられたことを与えられたままやるだけでなく、自分で考えて工夫することは
智慧にあたります。
持戒と忍辱は、いま私たち人間にもっとも必要とされていることかもしれません。
人として正しいことを行う。
毎日起こる事件も、この2つが何かの理由で欠落することが原因だろうと思います。


六波羅蜜は、すべての存在に感謝する精神が基本になっていて、お墓参りする行為も
六波羅蜜の修行の一環と言えるそうです。
改めてこの6つの実践をみると、人として生きる上で大切なことばかりです。
そしてその基本は、「感謝」なのですね。
自分の思考には、どうしても「自分が」を先に考えてしまいます。
この時点で「感謝」が欠落していますね。
まずは相手から思考のスタートを切ると、そこに相手を敬う感謝が生まれるのかも
しれません。


これまでお彼岸には、なるべくお墓参りには行くようにしていましたが、
こうした意味を持っていくと、違った気持ちを自分が抱くかもしれません。
残念ながら、今回はお墓参りをした後に知ったため
亡くなった父母に話しかけ、感謝をし、これからのことを話しただけに
終わってしまいました。


今日は非常に良い天気で、また暑さが少し戻ってきそうです。
ただ、朝晩が随分過ごしやすくなってきて、最高気温と最低気温の気温差が
出てきました。
特に暑さが厳しかったこの夏の疲れがそろそろ出る頃なので
体を休めながら秋を愉しんでください。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。