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「昭和と現代」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


広島は、明るい朝です。
冬は天候が変わりやすく、朝は太陽が明るく光を放っていても
急に曇ることも少なくありません。
天候に気持ちが左右されたり、仕事の進捗が左右されたりしますが、
相手は自然なのでコントロールできません。
ときに、その天候により行動が変わることもありますね。
立春を過ぎ、寒さはまだ厳しいですが、
一日一日春に近づいているのは間違いありません。
今朝の太陽の明るさと空気感は、春を少し感じます。


さて、今年は昭和で言うと99年になります。
日経新聞では年始から「昭和99年」のテーマで特集記事が続きました。
そしてテレビドラマで話題になっているのが
「不適切にもほどがある!」です。
ご覧になっている方も多いと思いますが、
たまたま僕も初回を見て、それから続けてみています。
脚本は、宮藤官九郎さんで、「クドカン」らしい仕立てになっています。


内容は、昭和61年から今年2024年に阿部サダヲさん演じる中年男性が
タイムスリップして時代錯誤なことを痛快に繰り広げるものです。
昭和世代には、懐かしくもあり、そうだったと思い出すこと多々あり、
同時に、こんなことが普通に日常だったことの現代との違和感を強く抱きます。


バスの中やところかまわずタバコを吸うとか、いまだったらすぐに「〇〇ハラスメント」と
なる言葉が日常的に飛び交っていたり、と現代では「ありえない」ことの
オンパレードです。
昭和61年にタイムスリップすると、風景もセットも昭和を感じさせる
モノばかり登場します。
そのあたりでも昭和世代のなつかしさは膨らみます。


当時、一部には不快に思っていた人ももちろんいたでしょうが、
でもいまほど窮屈ではなかったように思います。
コンプライアンスは当然重要です。
しかし、ルールで縛られる生き方をせざるを得ないのも
非常に難しく思います。


昭和世代は同じような感覚を持つだろうと思いますが、
昭和を知らない平成世代のひとには、このドラマはどう映るでしょうか。
先日、あるお客様の企業で、このドラマのことが話題に上がりました。
昭和世代はそろって面白く見ていました。
平成世代の社員さんもいる会社ですが、
残念ながらだれもこのドラマを見ていませんでしたので
感想を聞けずでした。
ここで一つ思いました。
平成世代は、そもそもテレビの視聴時間が短いのではと。
いまは、ユーチューブをはじめ動画全盛です。
だから、テレビすら、ましてやテレビドラマはなおさら見ないのではと
思います。


昭和世代でももちろんテレビ離れされている方は少なくないでしょうが、
僕はまだ圧倒的にテレビ派です。
マスメディアもビジネスが難しい時代ですね。
多様化したのは悪いことではありませんが、
ひとつでない、いろんな選択がいまはあります。
そういう状況こそ、自分がどんな選択をするのかという意思決定は重要になります。
そう考えると、昭和より現代は難しい時代なのかもしれません。
選択肢がないと、考えることなくそれを選ぶしかありません。
その変わり、横並びであり、画一的にもなります。それが昭和でした。
例えば、いい大学に入っていい会社に就職することが
人生を幸せに送れるという価値観が長いこと日本社会に根付いていました。
でも、いまは全くそういうことはなく、いい大学に入り、いい会社に入ったからと
言って、みんなが幸せになる時代ではありません。
そこで、自分が何をするかが重要です。
そもそも、「いい大学」って、「いい会社」って何?です。
その定義も人それぞれです。


キャリア自律の時代です。
自分で自分なりの定義づけをし、価値観を育み
その中で自分にとって最良の選択をすることが大切です。
この選択を他人に依存すると、その先に自分の幸せが見えにくくなる、
そんな時代なんだろうと思います。


そういう意味では、昭和より現代の方がはるかに意思決定の重要性は
上がっています。
おもしろいドラマなので、機会があればぜひご覧ください。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
みなさん、よい週末を!