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「新紙幣発行」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


暑いです。
もうこの時間で30度を超えています。
今週、一気にギアが入れ替わりました。
まだ広島地方は梅雨明けしていませんが、真夏日です。
朝の外の空気感。涼しさなんて感じることはなく、生ぬるく
肌にまとわりつくような湿度感。
空が青いのは良いですが、太陽の光が体に刺し痛みを感じるような
ギラギラ感。
ことしもこの季節がやってきました。
これから2か月間、いやもっとでしょうか、
毎日がこの暑さとの戦いです。


さて、今週3日に新紙幣が発行されました。
1万札の渋沢栄一は、日本資本主義の父と呼ばれ、日本の近代化に大きく貢献した人です。
約500社の会社設立に携わりました。
日本初の銀行設立をはじめ、社会インフラの電力やガス、海運、鉄道、食品、機械と
幅広く会社設立に携わり、日本経済の基盤を作ったといっても過言ではありません。
5千円札の津田梅子は、女性教育の門戸を開き津田塾大学を創立するなど
女性の地位向上に貢献した人です。
北里柴三郎は、近代医学の父と呼ばれ、伝染病の予防や細菌学の発展に貢献しました。


3人とも同時代に生き、日本の近代化、発展に貢献した人物です。
活躍した分野はそれぞれですが、
日本のために、日本人のために、未来のためにという大きな志を持っており
脈々と続く日本の歴史にいまも大きな影響を与えています。


僕が小さい時は、聖徳太子、伊藤博文、岩倉具視だったと思います。
その後、福沢諭吉、新渡戸稲造、樋口一葉、夏目漱石、野口英世とバトンが渡ってきました。
キャッシュレス化が進む中で、紙幣の存在感も今後も低くなってくるでしょうが、
現金派の僕としては、今後仲良くしていきたいと思います。


それから、さっそく新紙幣発行に伴う詐欺事件も発生しているそうです。
「旧紙幣がもう使えなくなるから」と高齢者に嘘を言い、
お金をだまし取るという特殊詐欺です。
渋沢栄一は天国で泣いているでしょう。
こう考えると、現金という存在が昨今頻発する特殊詐欺を引き起こしているとも
言えますね。
現金を持たなければ、財布を落とすことも、詐欺集団にお金を渡すこともなく
事件も減少してくるのでしょうか。


お金をどう作るかも大切ですが、
お金をどう使うかはもっと重要だとさわかみ投信の創業者である澤上篤人さんが
言ってました。
投資会社なので、資産を増やすことを事業としています。
その澤上さんは、増やしたお金の使い方を大切にされていて
社会に還元するための取り組みを長年続けていることを最近知りました。


「何のために働く?」
この問いへの回答は、
「生活のため」「お金を稼ぐため」がもっとも多いです。
確かに生活するためにお金は必要ですが、それが目的とするならば
手段はそれこそ詐欺でもいいということになります。
人が働き、お金を稼ぐのは手段であり、その目的はもっと他のところあるはずで
そこに思いが至らないと、志がなく心が育まれません。
渋沢栄一の「論語と算盤」で説かれていることです。
最近、学校でもお金の教育がされていると聞きます。
内容は知りませんが、ただお金を増やすだけの教育でなく、
お金の使い方やその存在価値を教えていると良いなと思います。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
暑さに気を付けて
良い週末をお過ごしください!