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「祝・大谷翔平選手MVP受賞」


おはようございます。
エム・アイ・シー・コンサルティングの神宮です。


今朝の広島地方は一気に冷え込み、気温が現在4度です。
今月の初めは日中に25度を記録していましたが、
この1週間で気候は大きく変化し、この時期らしくなってきました。


昨日、大谷翔平選手が、満票で2度目のメジャーでMVPを受賞しました。
夜のニュース番組でも各局、トップニュースで報道していました。
打者としては初のホームラン王、投手としては10勝、
2年連続で2桁勝利、2桁本塁打を達成しました。
満票なので、文句なしです。
世界一の野球選手であることが証明されました。


本人は記録や自己の成績にはそれほど関心はないようで、
チームとして世界一になりたい、そして、何より野球を楽しみたい、
それが彼の原動力であるように思います。
好きであることは何よりも強いですね。
好きだから苦にならず、飽くなき探求心が生まれます。
それが、さらに技術を進化させていく、まさに正のスパイラルです。
生きる上での理想がそこにあります。


好きなことを仕事にしている人は、わずかだと思います。
多くの人は、やらざるを得ないからいまの仕事をしています。
それは、生活のため、あるいは他にやりたいこともないからという
消極的理由からです。
そこにもっと技術を高めよう、知識を増やそう、いい仕事をしようという
前向きさはありません。
結果として、仕事が面白くない、つまらない、という状態に陥ります。
1日の大半を、大袈裟に言えば人生の大半を仕事の時間に費やすと考えると
もったいない人生を送ることになります。


スタートが違うと、こんなにまで違う結果になるということですね。
いろんな会社で新入社員や若い社員に対して研修を行いますが、
仕事に対して自分なりの目標を持ち、楽しんで、充実した時間にしている人は
ごくわずかです。
仕事のイメージは、「きつい」「おもしろくない」「苦しい」といったところが
大半でしょうか。
でも、もったいないです。
ちょっとした違いで大きく未来は変わりますが、
そのきっかけ、スイッチをいかに入れるかは、長年この仕事をしていて
もっとも難しいことの一つです。


昨日もある会社で2年目の社員に、研修を行っておりました。
2年目に入ると、職場にも慣れ、仕事もできることが増えてきます。
ただ、事務系の職種であるとどちらかというと同じことの繰り返しが多くなります。
そこには「正確さ」と「スピード」が大切です。
でも、同じことを繰り返すだけなので、変化がなく、刺激がなく、マンネリ化して
くるのは容易に想像できます。
それが、「つまらない」、「退屈だ」という感情が生まれ、
仕事がルーティン化してきます。
「正確さ」や「スピード」は最低限のレベルで、
そこから次のステップにいくことは、考える視点を変えると可能です。
機械的に、指示通りする仕事は「作業」だと言われます。
そこに「考える」ことが加わるだけで、違う世界が広がります。
それを積み上げていくと、同じ仕事をしていても、広がりも深さも大きく
変化してきます。
だんだん仕事の面白みが出てくると、自信も同時についてきます。
「言われたことだけをやる」から、自分の目標を定めてその目標達成に必要なことを
積み上げていく。


例えば、分かりやすく5年後に300万円の貯金をつくる目標を持つと
その人は、毎月少しずつ貯金を始めます。
月に5万円を5年間続けると目標に到達します。
途中で計画通りいかないことがあっても、近いところには行くでしょう。
しかし、そんな目標を持っていない人は、あるお金はあるだけ使ってしまうでしょう。
5年後の貯金を比較すると雲泥の差となります。
これが目標を持つことの大きな効果です。
そんな話を昨日の研修で行いましたが、目標を持つことが自分の未来を大きく
変えるのは腹落ちしたようです。
若い子に身近なお金をテーマにしてことも良かったかもしれません。


大谷翔平選手が、高校生の時にマンダラチャートというフレームワークを使って
将来に向けた目標設定をしていたことは有名ですが、
その目標があったからこそ、いまの大谷翔平選手があるといっても過言ではないでしょう。
ちょっとした考え方の違いで、自分の未来が変わってきます。
物事をどこから、どう見るか、大切です。
自分がコントロールできることに自分のもつ資源を使うと良いですね。
大谷翔平選手は、そこが徹底しています。
いま自分ができることを精一杯やっているように見えます。
「言うは易し、行うは難し」のことを徹底できるのが大谷翔平のすごさです。
2度目のMVP、おめでとうございます。


本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
結局、先週のミスターチルドレンのライブには参戦できませんでした。
みなさん、よい週末を。